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とある朝




いかがお過ごしでしょうか、鑿蔵でございます。

人というのはゲンキンなものでございまして、夏の”油照り”の最中なんかには秋が恋しく、
いざ秋になれば煮えくり返る蝉の声も思い出せず、朝晩の涼風に鼻水なんか垂らしてみたり。
四季の移り変わりは何故かそぞろ寂しいものでございます。

今回はいつもの処。つまらねぇ話ではございますが、
少々お付き合いおくんない。




知らざぁ言って聞かせやしょう

朝からそそくさ縄暖簾

満員御礼いつもの情景

隙間見つけて体ねじ込み

おばちゃん捕まえ「熱いの一杯」

湯気立つコップ ツゥーと煽り

おばちゃん捕まえ「里芋くんない」

となりの猛者におばちゃんが

「熊さん久しぶり、煩ってたんだって?」

黙って頷き右手に薬

左にホッピー嫌な予見

案の定 薬を酒で流し込む

これぞ上戸の心粋

ここは赤羽 立ち飲みいこい

中の煙りとキンモクセイ。




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