「シロアリを退治しないで消費税を上げるのはおかしい」と言っていた
野田首相。
3月25日のNHK「日曜討論」で、原発再稼働問題について、社会民主党の阿部知子議員が、
「一次評価だけでは安全評価は不十分で、その不十分な段階で、
専門家でない政治家が政治判断で原発再稼働を認めることなどありえない」
という趣旨の発言をしたらしい。
ここで、「不十分」というのはかなり言葉が足りなくて、
「安全評価としてはお話にならない!」 という方が近いと思う。
ストレステストなんて、地震の規模や、構成部品の強度などを
コンピュータにインプットして、構造解析ソフトとか強度解析ソフトみたいなもので
シミュレーションしただけのものではないか!
・現実の原発は数十年経っているし、老朽化で強度低下もあちこちあるだろう
その老朽化の程度は今回ちゃんと測定したのか?
今回の福島原発事故の原因解明も出来てないし、
事故を回避する為の条件みたいなものも明らかになっていないので、
当然、どんな安全対策をしたら事故を防げるか、まったく分かっていないのだ。
それに、想定外のことは起きる! 想定外の事にも対応出来なければならない
のが原発なのだ。
それに、もし重大j事故が起きたら、広域が汚染されるけれども、
それをどうやって「数年くらいの短期間で」汚染を軽減・縮小化・ゼロ化して
いけばよいのか、まったくもって目処が立っていないのは、福島原発事故から
1年経った今でもほとんど何の対策も出来ていない現状を見れば明らかである。
ものごとは、期待値と、もしうまく行かなかったときのリスクの両方を考えて、
それらを客観的に公正に評価して決めているだろう?!
重大事故が起きたときにその対処ができないのであれば、止めるべきだ!
そもそも、原発というのは、石油の場合と同じくらいのコストか、
将来の使用済み核燃料の冷却コスト・保管コストをちゃんと算入すると、
むしろかなり高くつく発電方法なはずだ。
「原子力発電推進」とかの立場を離れて、ちゃんと計算してみればすぐ分かる
ことである。 一説によると、使用済み核燃料は、数万年間管理されないと
いけないらしいが、ガラス固化した保存容器は千年くらいしかもたないらしいのだ。
千年後の子孫に核のゴミを押しつけるのか?
シロアリ退治なき消費税増税阻止!
福島原発事故の原因解明・事故回避条件解明なき原発再稼働阻止!