渡辺挑戦者が先手だ。
それは、101手目の▲7三竜に対する久保棋王の△7四金 から始まった。
そのあと、103 7五歩打
104 同 玉
105 7三角成 (注)△7三同金は▲同竜以下の詰み。
ここで 106 7六玉 ! ・・・ 詰めろ逃れの詰めろ
=△7九飛成 ▲同玉 △7八銀打 ▲同金 △同銀成 ▲同玉 △7七角成
以下の詰めろになっている。
渡辺挑戦者の錯覚・あるいは読み抜けと思われるが、これで逆転した!
その後、渡辺挑戦者が
107 5九金
としてしのごうとするが、久保棋王に正確に寄せきられた。
これにより、久保棋王が3勝1敗で棋王位を防衛した。
久保棋王の終盤は強いね! 粘りもすごいし。