「コーツト、・・・ 」
昔、祖母がよく言っていたものだ。
夕刊によると、昔、関西全域で使われていた言葉らしい。
あそこはやはり関西圏なのかな・・・、とちらっと思った。
「ええっと」、「さてと」 というようなニュアンスで、思案するときなどに使う言葉だ。
似たのに、 ・・・ [大辞泉]によると
こうっと
[感]《「こうと」の促音添加》すぐに判断しかねて考えるときに発する語。ええと。
ええと
[感]次に言う事柄や言葉を考えているときに発する語。「―、なんだったかな」
斯うと
[感]考えがまとまらず迷っているときに発する語。ええと。こうっと。
があるとのことだが、「こうっと」や「斯うと」はちょっと違うと思う。
その言葉を知らないで、意味説明だけから受ける印象だが。
(判断、とか迷ってというのが限定的なので”ちょっと違う”と思うのだ)
次の説明が、いちばんしっくりした。
こうつと= ええっと、 さてどうだったかな
・物事を思案するとき発する挿入句。
・次の語との間に少しポーズを置いて言う。
思い出そうとするケースも多いので、
・何かを考えたり思い出そうとする際に発する語。
の方が近いかもしれない。
発音は「コーツト」で、「ツ」をはっきり発音する。(・・・私が聞いたのはね。)
関西全域で使われていた言葉として、1項目にして区別した方が
はっきりし、すっきりすると思う。