犬になりたくなかった犬、とても好きな一冊です
- 本日のお勧めしたい本はコレです。
- 『犬になりたくなかった犬』
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- 著者: ファーレイ・モウワット, 角 邦男
- タイトル: 犬になりたくなかった犬
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- うす汚ない雑種の駄犬が、あれよあれよという間に、みごとな才能を発揮しはじめた。
- 読みはじめたら笑いのとまらない数々の珍妙なできごとを、カナダの広大な自然を背景に、
- 思い出として語る
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- 妙に人間くさい犬「マット」と飼い主との生活を記録した本です。
- 表紙絵になっているこの犬がマットです。
- 頭にゴーグルをつけているのもミソなのです。
マットはひよこ等と一緒に売られていたところ、
全くの偶然によって飼い主に引き取られることとなります。
本来ならば、ここで忠犬と飼い主の愛の物語が始まるところですが、
彼らの場合、一味違った愛情溢れる物語が始まります。
どことなくスラップスティックを見ているような、のんきな雰囲気を漂わせる魅力的な文章がそうさせるのでしょう。
読んでいると思わず笑ってしまいます。
とくにおかしいわけではないのですが、やっぱりおかしい。
そういった笑い、好きです。
変な犬マットへの飾り気の無い素朴な愛情を感じ取れる作品です。
毒の無い笑いを求めている方、買いです!
文庫本は別パタンの表紙なので書店で購入される場合はお見逃し無く!
中学校時代、国語の教科書にこの文庫を挟んで読んだものです。 怒られましたがね。