高校野球の夏の大会も始まってきたので… | ベースボールバイブル

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

高校野球も夏の大会が始まってきましたね。

トーナメントというのは優勝したチームを除く全てのチームが負けてしまう残酷なものです。

でも、その敗北をどう捉えるのかっていうのは大切なことだと思うんですね。

そこで、今日は私が過去に書いた記事を読んでみてください。

(ここから)ーーーーーーーー

あれは高校最後の夏。

そう、夏の甲子園の予選。

試合は準決勝。

結果は・・・

1対3(だったかな?)

残念ながら負けてしまったんです。

試合に負け、僕は泣いていました。

野球で負けて泣いたのは、あの日が初めてだったと思います。

そんな時、ある人が僕に教えてくれたんです。

「東くん、野球の神様はいつも『最善』を与えてくれるんだよ。」

はぁ?何言うとんねん?

心の中で、そう言っていました。

試合に負け、甲子園にも出れず、全てを失ったような気がしたその時に・・・

神様は『最善』を与えてくれる?

何を言うとんねん。

どこが『最善』やねん。

と、思うのは当然でした。

けど、

彼は話を止めません。

「東くん、分かるかな?野球の神様はいつも『最善』を与えてくれているんだよ。」

「・・・いえ、分かりません。こんな大事な試合に勝たせてくれないなんて、神様は僕にバチを与えたとしか思えません。」

「いや、それは大きな間違いだよ。神様は決してバチを与えたりはしない。」

「どういう事ですか?」

「今日の負けがキミの野球人生にとっては『最善』だと神様は言ってるって事だよ。」

「どこが最善なんですか!(怒)」

「野球っていうのはね、勝ったり負けたりするもんでしょ?勝つのが良くて、負けるのが悪い。そんな事はない。どちらでも良いんだよ。どちらにも意味があるんだ。神様はいつも何かを伝えようとしている。その『何か』に気付きなさい。キミに、その『何か』を気付かせるためには、今日は負けるべきだったという事です。そして、その『何か』に気付いた選手は、みんな成功しているんだよ。」

と。

正直に言って・・・

その当時の僕には、彼が何を言っているのか全く分かりませんでした。

いや、その後も分かりませんでした。

が、今では思い当たる節があります。

そして、

あの時に気付いていれば・・・

と、後悔しています。

けど、

あなたには気付いてほしい。

野球の神様は、いつも『最善』を与えてくれています。その『最善』から『何か』を感じて下さい。

それが野球人としての、あなたのレベルアップにつながるでしょう。

では、また。