高校最後の夏にベンチを外れた選手がプロ野球選手として活躍しているという現実 | ベースボールバイブル

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

 

今日はこんな記事を目にしました。

 

非常に良い話ですので、ぜひ読んでみてください。

育成枠から1軍に 巨人の松原聖弥、腐りかけた高校時代

育成ドラフト5位で巨人に滑り込み、昨夏、1軍昇格を果たした松原聖弥選手(26)。仙台育英時代は、最後の夏にベンチ入りを逃すなど悔しさ募る時期もあった。それでも腐らず、粘って、増す存在感。コロナ禍のまま2度目の夏を迎えた高校球児たちに、いま送るエールとは――。

 

Q、仙台育英ではどんな選手でしたか?

 

A、選手が話し合って練習メニューを決める自主性を重んじるチームの雰囲気が自分に合うんじゃないかと思いました。入ったばかりの時は、他の選手より少し野球ができたので、調子に乗ってましたね。さぼろうと思えばいくらでもさぼれたので、甘い方にいっちゃった感じです。

 

Q、2年生の秋に二塁手としてベンチ入りしましたが、翌春にはレギュラーから遠ざかりました。

 

A、春の大会前の遠征でなかなか結果が出なくて、このままじゃまずいなと思っていたんですけど。結局ベンチに入れず、夏もそのまま。焦るのが遅かったというか、危機感を覚えるのが遅かったですね。

 

Q、2012年の最後の夏の甲子園ではスタンドから太鼓をたたいて応援していました。

 

A、同級生が活躍している姿はうれしかったですね。よくメンバー外の人って、「はよ負けろ」と思っている人もいたりすると思うんですけど、そんなことなくて、しっかり応援していましたね。

 

夏のメンバーから外れたときはやっぱり悔しかった。でも、そこからすぐ切り替えられました。

 

Q、どうしてでしょうか?

 

A、練習だと試合に出られたし、楽しさは変わらなかったですね。野球の。

 

キャプテンや学生コーチが、腐りかけたときにめっちゃいいこと言ってくれたんで。怒られましたね、2人に。メンバー外決まった後に「引っ張ってくれ」みたいな。キャプテンも控えだったんで、そういうのもあって心に響いたんじゃないですかね。

 

Q、成長を感じたのはいつごろでしたか?

 

A、大学に入ってからですね。1年は内野手で、1年の終わりか2年の最初に外野手になりました。守備はそんなに自信ある方じゃなかったので、それでバッティングに集中できたのかなというのもあります。

 

Q、16年秋の育成選手選択(育成ドラフト)会議で巨人から指名。野球を続けられた秘訣(ひけつ)は?

 

A、やっぱりずっと野球が楽しかったからじゃないですかね。練習も試合も全部楽しいです。

 

高校時代はもうちょっとできたよなとずっと思っていた。「大学で見返してやるぞ」と。

 

Q、いまに生きている経験や思い出は?

 

A、なかなか1軍に上がれず、高校時代と同じような悔しい気持ちでいっぱいでしたね。どうやったら1軍に呼ばれるのかなと考えた。そこはプラスになったと思います。

 

Q、目標は?

 

A、どの場面を任されてもしっかり結果を残してレギュラーをつかめるように頑張ります。

 

Q、球児たちにメッセージを。

 

A、ひとことですか(笑)、そうですね……。

 

えっと、いま試合に出られている人と出られていない人がいると思うんですけど、高校野球で多くを学べるし、プラスになることが多いと思うので、今を一生懸命楽しんで頑張ってください。

 

育成枠から1軍に 巨人の松原聖弥、腐りかけた高校時代|朝日新聞デジタル

 

高校野球の最後の夏の大会でベンチを外れた選手がプロ野球の世界で活躍する。

 

夢がありますね。

 

もしかすると、現役の高校球児の中にも夏のベンチ入りができなくて途方に暮れている選手がいるかもしれません。

 

でも、こういう選手に私自身がいつも言うのは「まだまだ見返すチャンスはあるから諦めるな!」ということです。

 

実際に松原選手のように大学で活躍してプロ野球選手としてプレーしている選手がいるわけですから、野球を続けられる環境があるのであれば諦めて欲しくないなと思います。

 

ぜひ、松原選手の言葉からエネルギーをもらってください。

 

そして、自分を輝かせてあげましょう!

 

まあ、参考まで。

 

では、また。