今シーズンから導入される2つのルールに注目しましょう! | ベースボールバイブル

こんにちは。 

ベースボールバイブルの東です。 

 

大リーグと提携する米独立リーグ「アトランティック・リーグ」が今シーズンから2つのルールを導入するそうです。 

 

その2つがコチラの記事で紹介されていました。

「バッテリー間の距離延長」日本でも導入ある? 選手から「投手がかわいそう」の声

大リーグと提携する米独立リーグ「アトランティック・リーグ」が今シーズン(5月27日~10月10日)、二つの新ルールを導入することで話題を呼んでいる。一つ目が先発投手の降板時に指名打者(DH)を解除する「ダブルフックDH制」。もう一つが、バッテリー間の距離を現在の18.44メートルから31センチ延ばして18.75メートルに変更する試みだ。

 

大リーグ公式サイトによると、ダブルフックDH制は先発投手が交代したところでDH制が自動的に解除され、DHの打順に投手が入る。投手が初回から打ち込まれて交代した場合、指名打者でスタメン出場した選手は1打席も立たずに交代する可能性がある。先発投手に長いイニングを投げさせるのが大きな狙いで、DHがない状況での選手交代など采配による両球団の駆け引きも楽しめる。このルールは開幕戦から導入される。

 

米国駐在の通信員は、こう分析する。 「この制度は以前から話題に上っていました。野球ファンの中で最も不満なのは試合時間の長さです。救援投手を使えば使うほど試合時間が間延びする。ダブルフックDH制が導入されれば、先発投手が乱調でも簡単には代えられない。個人的にはおもしろいと思います」

 

一方、野球界の常識を覆すことになりそうなのが、投手板から本塁への距離を延ばすことだ。1893年から18.44メートルで統一されてきた。128年ぶりの変更となる。

 

大リーグの選手は1893年と比較すると、食生活の改善やトレーニングの進化で肉体の大型化が進み、球速160キロを超える投手が急増している。こうした理由も一因となって15年連続で三振率が増加している。そこで投手板を31センチ後ろにずらし、バットに当たる確率を上げて試合をスリリングにするのが狙いだ。シーズン後半戦から導入される。

 

日本球界はひとごとと思わないほうがいいだろう。アトランティック・リーグは、大リーグで新ルールが導入される前の実験が行われる舞台として知られる。日本野球機構(NPB)も大リーグの影響を受けて2018年から「申告敬遠」を導入し、「ワンポイントリリーフの禁止」も検討している。

 

日米で現役時代にプレーしたある投手は、ダブルフックDH制についてこう理解を示す。

 

「野球は戦略性が高いスポーツ。良い選手をそろえたチームが勝つわけではない。このルールを導入すれば監督の采配力が問われておもしろいと思う。検討の価値は十分にあります」

 

だが、バッテリー間の距離を延ばすことに関しては「絶対反対です」と語気を強めた。

 

「31センチ距離を延ばすことで、打者が圧倒的に有利になります。直球の体感速度が変わり、変化球も見極められるようになる。ボールがホームベースに到達したときの速度が遅くなれば、打球の初速も遅くなるので本塁打数は減るかもしれませんが、投手は三振を取ることが難しくなる。米国は『本塁打か三振か』の大味な野球が進んでいるのでファン目線で改革に乗り出したと思いますが、やっている選手からすれば選手生命に大きく関わるルール改正になる。大リーグで導入されれば、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)などの国際試合でもルールが変わる可能性があります」 現役選手からも否定的な声が聞かれた。

 

「このルールが採用されたら投手がかわいそうですよね。三振を取るパワーピッチャーは不利になるし、打たせて取る技巧派の投手も31センチ距離が延びたら、打者が変化球に対応できるようになり苦労するでしょう」

 

実際に二つの新ルールが導入されることで首脳陣、選手、ファンはそれぞれどう感じるか。動向が注目される。

「バッテリー間の距離延長」日本でも導入ある? 選手から「投手がかわいそう」の声|AERA dot. (アエラドット)

 

バッテリー間の距離を31センチ伸ばした時の打者の成績がどうなるのかは興味がありますね。 

 

これによって打者の成績が飛躍的に伸びるようなら、バッターボックスでの立つ位置は見直した方がいいかもしれません。 

 

ということで、今年はアトランティック・リーグの打者の成績に注目しましょう。 

 

まあ、参考まで。 

 

では、また。