こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
2月下旬にNFLスカウティングコンバインが開催されました。
このNFLスカウティングコンバイン、どういうものかと言いますとNFLのドラフト候補生の運動能力などをテストするというものなんですね。
テストされる項目は…
- 40ヤード走(10ヤード及び20ヤード通過時のタイムも参考値として計測)
- ベンチプレス(225パウンド=102キロのバーベルを反復して持ち上げる)
- 垂直飛び
- 立ち幅跳び
- 20ヤードシャトルラン
- 60ヤードシャトルラン
- 3コーンドリル
- 各ポジションごとの個別テスト
- 面接(1チーム最大60人に面接可能)
- 身体測定
- 薬物検査
- 怪我の有無
- サイベックステスト(関節の柔軟性を測定。サイベックスはその際に用いられる機器のメーカー名)
- ワンダリックテスト(知能テストの一種)
ぜひ、YouTubeでいろんな選手の身体能力をご覧いただきたいのですが…
まあ、要するにこのテストで良い成績を残せないとドラフトに指名されにくくなってしまうわけです。
で、私がいつも野球選手に言うのは…
「こういうテストをされた時に良い数字が残せる野球選手になろうとしろよ」ということなんですね。
今、日本中に試合に出れなくて文句を言っているであろう野球選手は相当いると思います。メンバーに選ばれなくて腐りそうになっている野球選手は相当いるでしょう。
まあ、悔しい気持ちはわかります。ただ「こういうテストをされた時にあなたは良い数字を残せますか?」と。こういうことについてしっかりと考えてみてほしいんですね。
意外なことなんですが、こういうことから逃げている野球選手って信じられないほど多いので…
こういうテストで良い成績は残せない。だけど試合に出れないことに対する文句は言う。このブログを読んでくださっている選手にはそんな選手になってほしくありません。
例えば、ちょっと極論ですけど…
その辺の練習試合で3本ヒット打っても実はたいして評価してもらえないのが野球界だったりします。2試合続けて3安打でも、3試合続けて3安打でも、たいして評価されないと思いますね。
指導者はやっぱり可能性を見るんだと思うんですよ。その選手のスイングから放たれる打球のスピードとか、打球の飛距離とか。そういうものに魅力を感じた時に「試合で使ってみよう」となっている気がするんですね。それとは逆でヘナヘナのスイングで3安打しても可能性を感じてもらえなければ「試合で使いたい」とはならないはずです。
まあ、選手なら「結果を出しているのに、なぜ?」となるんでしょうけど、客観的に見ているとその判断は大体間違ってないというのが私の意見です。
ですから、野球界にNFLスカウティングコンバインのようなものが出来て、それに招待された時のことを想像してみてください。あなたはそこで良い成績が残せるでしょうか。残す自信がないんだとしたら、あなたがこれからやるべきことは簡単です。数字を残せるようにトレーニングしましょう。その努力はきっとあなたの野球人生を好転させるでしょう。
まあ、参考まで。
では、また。