こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
僕も昔、よく言われたんです。
野球道具を大切にしないと、
「道具は大切にしろ!罰が当たるぞ!」
とか、
グラウンド整備を疎かにすると、
「ちゃんと整備しろ!野球の神様に嫌われるぞ!」
とか、
いけないとされる事をすると、
罰が当たるとか。
野球の神様に嫌われるとか。
そうやって脅されてきました^^
でも、ある日、こんな事を
教えてくれた人がいました。
「東くん、野球の神様は罰を与えたりはしないよ。もちろん、キミを嫌ったりもしない。そもそも、野球の神様は怒らないんだよ。」
って。
そして、彼は続けました。
「神様が怒ったりすると思うかい?神様がいちいち怒るわけないじゃない。神様がそんなに小さい器なはずがないでしょ。神様はいつも微笑んでる。それぐらい器が大きくないとね。神様なんだから。」
そう教えてくれました。
なんか安心したのを思い出します^^
けど、
多くの大人たちは違いました。
いつも神様を持ち出しては、
僕に恐怖を与えてきたのです。
道具を大切にしなかったら・・・
「絶対に罰が当たる。お前はエラーする!」
って。
いや、
道具を大切にしないといけない
事には何の反論もありません。
けど、
どうしてそれをエラーと結びつけるのか?
理解できませんでした。
それとこれとは話が違う。
なんならメジャーリーガーを見ればいい。
グラブなんて放ったらかし。
投げるシーンもよく見ます。
三振したら、
ヘルメットも、バットだって、
ポイッと投げ捨ててしまいます^^
けど、
彼らは日本人より上手いしスゴい^^;
どういう事でしょう?
そもそも論として、
グラブを投げても罰なんて当たらないのです。エラーとは結びつきません。
ただ、
道具がなければ野球はできない。それに感謝するのは当たり前だ。大事にしなさい。
これは日本の素晴らしい教えです。
けど、
それを教えるために恐怖と結びつける。
これは子供のためになるでしょうか?
どちらかと言うと、
子供にとってはマイナスな面もある。
そう思うわけです。
だから、
いけない事をすると罰が当たる。
そういう思考が身に付く。
マイナス思考がいけないと言いながら、マイナス思考の選手を作り出す。
面白い現象です^^;
疲れて練習から帰ってきたら、
グラブを磨くのを忘れてしまった。
そんな日だってあるでしょう。
スパイクを磨くのを忘れてしまう。
そんな日もあります。
僕なんて、しょっちゅうでした^^;
けど、その度に、
「あっ、今日は罰が当たる・・・」
なんて思ってていいんですかね?
あのイチロー選手だって、
バットを投げてしまった時があります。
バットを叩きつけたんです。
けど、罰は当たってません^^
日本人で最もヒットを打っています。
だから、知ってほしいんです。
神様は絶対に罰を与えません。いつも微笑みながら、あなたを見守っています。あなたが一瞬感情的になってバットを投げ捨ててしまったとしても、神様は微笑みながら見守ってくれています。あなたが一瞬感情的になってグラブを投げ捨ててしまったとしても、罰なんて当たりません。微笑みながら、あなたを見守ってくれているのです。ですから安心して下さい。
ただ、僕たちは、
グラウンドがないと野球はできません。
ボールがないと野球はできません。
グラブがないとボールは捕れません。
バットがないと打てないんです。
ですから、
感謝する事は忘れないで下さい。
ただ、それだけです。
罰が当たるからグラブを磨く。
罰が当たるからバットを大切にする。
罰が当たるからスパイクを磨く。
そんな思考は神様はお見通しです^^
ですから、
心配しないで下さい。
怖がらないで下さい。
ただ、目の前にあるもの。
ただ、当たり前に与えられてるもの。
それらに感謝するだけでいいんです。
ありがたいな。と。
ありがとうございます。と。
ただ、それだけです。
本当に、ただ、それだけ。
では、また。