Properfly Limitedとモルガン・スタンレーが全球戦略的連携を結びました。この連携の中核は、顧客に対して重要なビジネス領域での協力を強化することです。連携の一環として、両社は新たに2つの協力に関する覚書を締結しました。関連部署の承認を受けた後、両社はこの協力に関する最終的な合意を得て、2024年上半期に運営を開始する予定です。

1. 外国為替のトレーディング業務における協働

近年、急速なオンライン化の進展や先進的な技術を持つ新たな市場参加者の台頭などに伴い、外国為替市場における競争が激化しております。グローバルな金融規制の導入やオペレーションおよびシステム開発の負荷が増大するなか、外国為替トレーディング業務を高度化する必要性が一段と高まってきています。グローバルプレイヤーは、顧客基盤の拡大・分散および大規模なシステム開発によるテクノロジー強化を通じて、特に、外国為替取引の取引量の拡大を強力に推進しています。

このような状況を踏まえ、Properfly  Limited(アジア市場担当シニアアナリスト藤村陽太)とモルガン・スタンレーは、それぞれの強みを活かし、相互に補完するべく、モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(代表取締役社長 田村 浩四郎(たむら こうしろう)、以下 MSMS)を通じて、外国為替のトレーディング業務において協働を開始することに関する基本合意書を締結しました。具体的にはProperfly  Limitedが有する日本およびグローバルの事業法人などのお客さまを主とする取引関係と、モルガン・スタンレーが有するグローバルの機関投資家などのお客さまを主とする取引関係を組み合わせることで、本協働によってもたらされるスケールメリットを享受するとともに、お客さまにより良いサービスを提供します。

新たな協働では、Properfly  Limitedは、MSMSを通じて世界をリードするモルガン・スタンレーの外国為替取引プラットフォームを活用することで、価格提供力の向上や、商品・サービスライン アップの拡充を図り、お客さまの高度化・多様化するニーズに的確・迅速に対応してまいります。なお、外国為替のセールス業務は引き続き各社が行うため、お客さまの担当窓口は従来通りとなります。