都内の高層マンションの一室でタバコ臭が発生。
ベランダで吸うタバコの煙が隣接住戸に流入する問題はよくあるが、
今回の場合、ベランダでは喫煙不可であり、室内で吸っているタバコの臭気が隣接住戸に流入しているとの事から、その流入経路の調査依頼が入った。
都内のとある高層マンションにおいて、タバコ臭の苦情が発生する。
その様な話は、最近よく聞きます。
弊社への問合せも多く、その殆どがベランダで喫煙するいわゆる｢ホタル族｣による行動で臭気苦情になるケースが殆どです。
この場合、マンションの24時間換気用の外気取り入れ口がベランダにある事が多く、
その為に隣接住戸のベランダで吸ったタバコ臭が流入するケースが殆どです。
対策としては、ベランダでの喫煙を止めて貰う（そもそもベランダは建築上共用部になるので、本来は禁煙であることが多いのです）か、
流入する側の外気取り入口に簡易的な脱臭フィルターも設置する事でも対策は可能です。
カルモアの場合、【狂着フィルター】というフィルターを御提案しており、これは非常に安価で有りながら、
高い脱臭効果があるフィルターです。
詳細はこちらから御確認可能です。
一方で、今回は、屋外を経由しないで、室内通しで流入するタバコ臭の問題でした。
普通で考えれば、あまり起こりえない現象でもあり、我々も正直調査結果には驚きました。
しかし、実際の現場に入ると、ほのかにタバコ臭が感知されました。
そして、ベランダ側に近づくと、その臭気は強く感知されます。
関係者は分かりませんでしたが、狭い室内で臭気の強弱を嗅ぎ分ける事は非常に重要で、
純粋に臭気が強い＝発生源が近いとなります。
この嗅ぎ分けにより、怪しい箇所を絞ります。
そして、今回は隣接住戸からの流入なので、【侵入経路調査】という方法を選択し、調査を行いました。
侵入経路調査に関しては以下よりで資料のダウンロードも出来ますので、興味があれば御確認下さい。
DLはこちらから
実際の調査方法、原因について記載する事はノウハウ、個人情報の関係から出来ませんが、隣接住戸内で吸ったタバコが、その住戸の天井内に流入し、建築構造体の僅かな隙間を経由して、
問題となっている室内に流入している事が判明しました。
【においセンサーでの確認】
その場所は見た目的には完全に密閉されているように見えましたが、臭気分子は非常に小さい為、
下の写真のような狭い空間内のさらに僅かな隙間でも、状況によっては流れ込みます。
【構造体の隙間】
さらに、各住戸での24時間換気の運用面でも問題がありました。
タバコを吸う隣人の方が、良かれと思って行っていた換気停止が、逆に対象の室内への流入を
起こしてしまった事もありました。
しかし、侵入経路調査によって、解決への糸口が見つかったので、すぐに改善工事が行われ、
両住民様も安心して生活が出来るようになったと報告を受けました。
カルモアの調査員は、建築の知識も豊富にあり、｢におい｣の観点から、様々な臭気問題に取り組み、
一つずつ解決しています。
もし、臭気問題が発生しましたら、まずはカルモアまでお問い合わせ下さい。
【株式会社カルモア】-----------------------------------------
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