reductionism : 還元主義
re- : うしろに duction : 導く ism : 主義
とあるアフリカの少数民族にとっては、朝陽は神でした
ある人が、天高く昇った真昼の太陽を指さして、こう訪ねました
「では、あの太陽は神ですか」
村人たちは困りました
天高く昇った真昼の太陽は、彼らにとっては神ではなかったからです
首長は、村民の困惑を振り払うかのごとく、胸を張ってこう言いました
「朝、昇る太陽は神だ 天高く昇った真昼の太陽は神ではない」
こういうと、科学を絶対だと考える人たちは
やはり原始的な生活をしている民族は、論理があやふやだと笑うかもしれませんね
けれども、実はこれが正解なのかもしれないのです
何かを過剰に信じ込むと、どのような状況であれ、それが正解であって
そうして世界のすべては、その「何か」から生じているかのような思考が生じてきます
これを、「還元主義」と呼びます
すべてが、その「何か」に還元していくわけです
けれども、物事が生じる原因は、実は複雑多岐であって
いろんな原因があっていいし、いろんな信条があっていいわけです
何もかもを絶対的なひとつの“根源”から生じていると考えていると
本当は見えていたほうが、よほど明快で、よほど美しい様々な事象、信条を
見落として生きているということに、そろそろ氣がついてもいい頃なんじゃないかと思うのです
