所用で東大駒場に行ってみた
明るい陽射しの中、銀杏(いちょう)の樹林が
まだ青々としていた
樹木の根元には、たくさんの銀杏の実が落ちていた
酒のつまみにと思ったが、臭いがキツイのでやめた
学生達がゆっくりと友人と連れ添って談笑して歩く姿や
ヒップホップダンスを練習している女子学生を見ると
なんともノドカで、気分がいいものだ
歩いていると、かつて有名な東大駒場祭のポスターが
頭に浮かんできた
特に、当時大学紛争が多く、
学生運動が盛んな時代を過ごした方は、
おおかた知っている名句である
それは・・・
『とめてくれるな おっかさん。背中の銀杏が泣いている。
男東大どこへ行く』
であった
今は銀杏が舞いながら、学生達と楽しく戯れている
背中の銀杏が笑っている
いずれの日にあっても、
悲しく泣く日があってはならないと思う