激しい雷雨の後の都心の風景である
汚れていた空も、すっかりキレイになって
夕焼けのような空と雲で
懐かしいような光景がそこにはあった
その直前には、ニョキニョキと
入道雲が大きくなっていき、
ついには、雷鳴と落雷とゲリラ雷雨という
トリプル被害である
しかし、雷も天上にあっては
雷神とも呼ばれていて、神様の一人なのだ
カミナリ=神鳴りの語源も、そこにあるらしい
その神様もヤンチャなところがあるらしく、
子供の頃はオヘソを出していると、
いち早く地上に降りてきて、オヘソを取っていくから、
「ヘソを出すな」
と、よく母親に言われていたものだ
お腹を冷やすとカゼをひくから・・・
とは、少し成長してから知ったことだ
そのヘソを取りに来たオニが
大きな金棒を持っているのが
この写真である
大きな恐いオニである
人間の2倍もあろうかと思われる居丈高だが、
樹木にカラダを秘めたまま、じっとして動かない
そこを通るヘソ出しの人間を
虎視タンタンとではなく、
鬼視タンタンと狙っているのだ
オニに襲われないための呪文がある
それは
「ヘソダスナー」
である