真夏日である
猛暑が続く
ビルや道路がまぶしく光っている
早く秋よ来たれの心境である
暑くて、つい下向きになりがちだが、
顔を上げたら、ビルの壁面の看板に
視線が釘付けになった
そこには
「60歳を過ぎると気になる会社」
と、大きな文字で書かれていた
一体どんな内容の会社なのか、
少々気になるので、
ネットで調べてみた
すると、葬祭や霊園の経営を
主たるビジネスとしている
上場会社であった
人生は、生まれた時から死に向かって
生きているワケだから、
いくつになっても気になるのは
当然のことである
しかし、「60歳を過ぎると・・・」のフレーズが
この世代以上の人間には
かなり気になるものだ
そこには、巧みな企業の戦略がある
一方、下の写真は「あれっ」と驚いて
近くに寄ってみた看板である
そこには「いいかげん屋」とあった
「いいかげん屋」の正体は、
酒処・居酒屋である
これまた面白い
気軽タッチなメッセージだが、
一見意味もなく、そぞろ歩きしている
人生のつかの間を切り取ったようで
これまた楽しい
看板に込められたメッセージの
“ナゾ解き”は
真夏日のグッタリとした
頭のリフレッシュにもなる