お疲れ様です。
あっという間に7月ですね。
(コンビニで初めて見たものは勉強のために買ってみる派。これ栃木では超有名らしい(関谷さん談)。)
さて、今読んでいる途中ですごく面白い本があって(博多の小林さん推薦)、『13歳からのアート思考』というものです。
美術の先生が、アートって何か?ものを見るって何か?っていうことをすごく分かりやすく書いてくれています。
十分に大人向けの本。
その本の冒頭に、モネの『睡蓮』のカラー絵とその解説があります。
これを鑑賞してください、って書いてあります。
でも次のページを読むと、
「どれぐらいの間、その絵をじっくり見られましたか?
ほとんど解説を読んだだけでは?」と書いてあって、ドキッとします。
多くの人が情報を文字でただ流し読みして分かった気分になっている。
自分なりに何かを「見る」「考える」ことをしていない。
どこにどんな色があったか?なぜそのような形なのか?額縁はどんな模様だったか?
どんな時代の誰のどんな生活がベースなのか?
・・・
耳が痛い。。
私、実はアートがすごく好きで美術館にもかなり行きます。
気に入った絵は何度も鑑賞したり、ずーっと観てることもできるほう(多分人よりはずっと)。
ただ日常では、限りある情報で即時判断・即時決断が基本のスピードで生きているので、
やっぱり、「ちゃんと見る」「考える」っていいうのは相当意識しないといけないと改めて思う。
SNSで「〇〇が流行っている」といえばすぐにとびついてしまう。
ニュースで「コロナはxxxxxだ」と言われれば断片的な情報だけで行動する。
情報をとっているだけいいけど、「それってどういう事?」「本当にそうなの?」って考えないと、情報が間違ってたり変わったりしたら、ただそれに翻弄されるだけになる。
店でも同じだと思ってます。
今、5分観察とか100の気づきチェックとか、やってると思うんですが、
これが「ものをじっくり見る」「考える」上では超重要なエクササイズだと思ってます。
たいてい、私たちは店を5分もつぶさに見ていません。
ちゃんと5分やってますか?勝手に3分で終わってない?時間計ってみるといいです。
たった5分。
私は前々から店舗回りをすると必ずやるようにしてきたんだけど、
5分間見ることと考えることを組み合わせると、相当の情報量が取れます。
100の気づきも同じ。
100ひねり出そうと思うと、めちゃくちゃ細かく見ないといけない。
全ての座席と場所に移動してみてみないといけない。
でもそれは、日常、他の人の視線(=お客様の視線)では気づかれていることかもしれない。
「なんとなく、居心地がいい」
「なんとなく、雰囲気が悪い」
「なんとなく、わかりにくい」
「なぜか、入りづらい」
お客様はその感覚だけかもしれませんが、みんなはプロです。
これを、もっと具体的に「言葉」に落とすのが、プロの仕事。
「照明の角度がずれてるから看板がちょっと暗く見えて見づらい」
「お客様の歩いてくる方向からは入り口や看板が見えづらくてすぐ視界に入らない」
「トレーの角が剥げているのでちょっとくたびれた印象になる」
そして、「あれ?何かおかしいな」「なぜだろう?」「どうしたらもっと良くなるのか?」を考え続けるのが、店舗づくりです。
いづれにしても、「しっかり見る」→「考える」を繰り返すうちに、本当の「こうしたらいいのでは?」という「気づき」が生まれます。
「私、なかなか気づけないんです」と思うのなら、
まずは見る・考えるための時間を使ってみてください。
他の事考えず、スマホみたりせず、集中して数分間。
余談ですが、たまーに旅行に行くと1時間ぐらい風景スケッチを描くんだけど、めちゃくちゃ色んなことに気づきます。だってカタチをはっきり捉えてないと描けないから。これも見る訓練だったのか、と気づきました。
日常では無理とはいえ、少なくてもじーっと、自分の半径数メートルぐらいはちゃんと見てないとね。
仕事だけでなく、色々な場面での「ものの見え方、人の見え方」、変わってくると思いますよ!
