バッテリーの誤解その1 | プロジェクション スタッフ ブログ

バッテリーの誤解その1




自動車用バッテリーは、いろいろと誤解されている事があります。

「自動車用バッテリーは12Vだから、電圧12Vの時が、満充電で、電圧0Vがカラ(0%容量)だ。だから、電圧6Vの時は、50%の容量が残っている」と考えている方がいます。これは、誤解です。

う~ん、日常的な感覚からするとそのように思う事もわかります。

でも、自動車用バッテリーでは間違いです。

ODYSSEYバッテリーの値を例にあげて、説明します。
満充電の電圧の値は、12.84V以上、50%の容量時は、12.21V、完全放電0%容量時は、11.6Vとなります。小数点以下の数値が重要です。

電圧11.6V以下の場合には、<b>過放電状態</b>といいバッテリーは非常に深刻な状態です。このような電圧に低下する前に、すみやかに充電器による補充電が必要です。
そのままで使用すると寿命を極端に短くします。
また、あまり低い電圧(過放電状態)の場合、充電器では充電できない場合がありますので、注意が必要です。

この電圧の数値は、厳密には、各メーカー、各バッテリーにより違いますが、おおむね同じような値です。(詳しくは、各メーカーに確認してください)

実際、電圧11.6Vでも、ライトは点灯し、エンジンが始動するかもしれません。
なんとか使えている状態ですので、すみやかに適切な充電をしてくださいね。

できるだけ満充電を維持する事が自動車用バッテリーの長持ちのコツです。