「詰む」と「詰みそう」は別。

そう将棋解説者が言っていた。

現在AIの急速な進歩で、10年前にまさかこんなに一流棋士が負かされると思ったのはほんの棋士の間でも一部だという。

まず人間のように疲れない。そして終盤は正確で、ミスがない。

これは将棋だけでなく、将来は事務職や工場、一部小型配送のようなところはとってかわると言われる。

かつては花方だった銀行や証券も財務分析、投資などをAIが行いこれらの仕事はなくなるとまで言う人もいる。

そうすると、これからの時代は「相手の感情を揺さぶるような仕事」しか太刀打ちできない。

もしかしたら、サラリーマン<起業の方が安定した時代がもう近いのかもしれない。

しかし人間はAIのように正確に終盤(未来)を、読めない。

「成功しそう」と「成功」では、天と地くらい違う。「幸せそう」と「幸せ」はまるで違う。

慎重にいきたいのは当たり前だ。

でも踏み出さないといけない。

羽生善治九段は言う。

「運命は勇者に微笑む」と。何点さもいらない、常にギリギリでいいと。

その一歩はブログなのかもしれない。

死後評価されたゴッホ、生前から評価されるピカソ。

欲を言えば生前からよい評価を得たいが、それはわからない。

そう思いながら優人は、ブログでの小説を始めた。