昨日、東南アジアでの肥満率が高くなっているという新聞記事が目にとまりました。各国独自の対策が興味深かったのですが、中でもタイのバンコクの大手総合病院で、パン類にマーガリンなどの使用をやめトランス脂肪酸の含有量を極度に減らした商品が話題になっていました。
トランス型脂肪酸とは、一つ例をあげると、人間の恒常性維持機能(血圧や体温などを調節する機能)に必要なプロスタグランディンの合成を邪魔するものでもあります。
農耕民族であった日本人は穀類が主食であったために、欧米人ほどの多くのインスリンを必要とせずその分泌量も少なく、血中に糖が大量に入ってきた際に脂肪細胞に貯蔵しきれず、過剰な糖が血中に残りやすくなっています。
この日本人が欧米人に比べてインスリンの分泌量が少ないことが、トランス型脂肪酸と関係しているのです。
少し専門的になりますが、N-6系脂肪酸であるリノール酸は最終的にアラキドン酸にまで代謝するのですが、トランス型脂肪酸はリノール酸が次のγリノレン酸への代謝を阻害するためにその次のジホモガンマリノレン酸~アラキドン酸へと代謝していかなくなるのです。これも恒常性維持機能を狂わせる原因の一つなのです。
以前、喘息の患者さんで、ジホモガンマリノレン酸を増やすことで気管支拡張作用が働いて改善した例があります。ちなみにその患者さんは、ジホモガンマリノレン酸はゴマに含まれるポリフェノールが関係していました。(次回ブログで根拠を紹介します)
リノール酸が次のγリノレン酸へスムーズに代謝するためにビタミンB6、亜鉛、マグネシウムが必要な代表的栄養素ですが、インスリンの助けも代謝には不可欠なのです。
トランス型脂肪酸による害に対する主な対策も、こうしてみると、それぞれの人種の体質の違いで微妙に変わってくるものと思います。
食品では、ごま、魚、肉、卵をしっかり食べる(野菜とのバランスも考えて)ことが理論上これらの代謝を促します。
肥満や糖尿病になる仕組みが、欧米型の牧畜民族かアジア型の農耕民族かで原因が違うようにインスリンの存在は思っている以上に複雑で意味のあるものでしょう。
ただ、トランス型脂肪酸が100%害であるというのもではありません。有益な野菜の色素(βカロテン、リコピンはトランス型による構造である)や発ガン抑制、体脂肪の減少などに関わっていることも数年前にわかっています。また、今話題のレスベラトロールもトランス型の方が有益であるとも言われています。このことからレスベラトロールのサプリも多くはトランス型を採用しています。
要するに「トランス型」というだけで全てを否定していると、間違った健康法をとってしまう恐れもあるということです。ややこしですね(笑)
トランス型脂肪酸とは、一つ例をあげると、人間の恒常性維持機能(血圧や体温などを調節する機能)に必要なプロスタグランディンの合成を邪魔するものでもあります。
農耕民族であった日本人は穀類が主食であったために、欧米人ほどの多くのインスリンを必要とせずその分泌量も少なく、血中に糖が大量に入ってきた際に脂肪細胞に貯蔵しきれず、過剰な糖が血中に残りやすくなっています。
この日本人が欧米人に比べてインスリンの分泌量が少ないことが、トランス型脂肪酸と関係しているのです。
少し専門的になりますが、N-6系脂肪酸であるリノール酸は最終的にアラキドン酸にまで代謝するのですが、トランス型脂肪酸はリノール酸が次のγリノレン酸への代謝を阻害するためにその次のジホモガンマリノレン酸~アラキドン酸へと代謝していかなくなるのです。これも恒常性維持機能を狂わせる原因の一つなのです。
以前、喘息の患者さんで、ジホモガンマリノレン酸を増やすことで気管支拡張作用が働いて改善した例があります。ちなみにその患者さんは、ジホモガンマリノレン酸はゴマに含まれるポリフェノールが関係していました。(次回ブログで根拠を紹介します)
リノール酸が次のγリノレン酸へスムーズに代謝するためにビタミンB6、亜鉛、マグネシウムが必要な代表的栄養素ですが、インスリンの助けも代謝には不可欠なのです。
トランス型脂肪酸による害に対する主な対策も、こうしてみると、それぞれの人種の体質の違いで微妙に変わってくるものと思います。
食品では、ごま、魚、肉、卵をしっかり食べる(野菜とのバランスも考えて)ことが理論上これらの代謝を促します。
肥満や糖尿病になる仕組みが、欧米型の牧畜民族かアジア型の農耕民族かで原因が違うようにインスリンの存在は思っている以上に複雑で意味のあるものでしょう。
ただ、トランス型脂肪酸が100%害であるというのもではありません。有益な野菜の色素(βカロテン、リコピンはトランス型による構造である)や発ガン抑制、体脂肪の減少などに関わっていることも数年前にわかっています。また、今話題のレスベラトロールもトランス型の方が有益であるとも言われています。このことからレスベラトロールのサプリも多くはトランス型を採用しています。
要するに「トランス型」というだけで全てを否定していると、間違った健康法をとってしまう恐れもあるということです。ややこしですね(笑)