日本の方と話をしている時、あるいは日本の番組を見ている時

「個人情報保護」という言葉をよく耳にする。

 

通常の会話においても「それは個人情報ですから云々・・・」

こんな言葉をよく耳にする。

 

これを盾に

マイナンバー管理に反対する人、

指紋の捺印に反対する人、

あらゆる分野で反対する人が多数、

 

特定の人の住所、運転免許証情報、与信状況、犯罪履歴、生年月日、性別

などなど、個人に紐付いた情報は世の中たくさんある。

 

これら情報がしっかりと、簡単に漏れないように守る仕組みを作ることは大切

でも、世の中のサービスをもっと便利に、素早く提供するためには

これら情報を集約してデータベース化して、素早く情報を入手できる仕組みが必要

 

現在の日本には、警察、銀行、年金、保険などでバラバラに点在しているのが現状で、

こいつらを串刺し方式で管理できるようにしないとダメだと思う。

オンラインでの申請、役所に行って列にならんでとか、

そんな状況を打破するには、これら情報管理を一元化しないとダメだろう

 

米国には Social Security Numberという日本で言うマイナンバーが古くからあり、

この番号を軸にその人に関連する情報を入手する事ができる。

3000円ほど払えば、一般の人でもほぼすべての情報にアクセスできる。

 

たとえば、会社で人を雇う時、Social Security Numberをベースにリサーチ会社にアクセス

その人の犯罪歴、住所、誕生日、与信情報などを事前調査するのが一般的で、

それらをクリアして初めて採用されるという流れ。

全ての業種じゃないけどIT系、公務員など大手の会社ではほぼ必須。

 

情報管理の観点でこれはやっておかなければならない事で、

米国における情報に対する危機管理の意識を良く表していると思う。

 

日本におけるコロナワクチンの接種においてもマイナンバーが随分役に立ったようですが、

米国のように串刺しで管理できるように、早くしたほうが良いと思う。

 

たしかに情報が盗まれて悪用されるケースもあるけれど、

時間はかかるけどリカバリーは可能。

 

絶対に悪用できない仕組みなんてできるわけもなく、

そればかりを心配して、前に進めないのが今の日本の実情

 

日本人の真面目さが裏目に出ている感も大きいけど、

そればかり考えていても前には進めない

ある程度の割り切りは絶対必要だと思うな