茶道裏千家をはじめて三年ちょい・・・
色んなことを学んでパンクしがちなんで少しずつまとめていくことに

いきなりマニアックやけど一番最近習ったので茶箱の和敬点。
14代お家元淡々斎が考案した点前。
各家元は生きている間に新しい点前を考案し、死後披露されるとのこと。
大宗匠がなくなられるとまた新しい点前が増えるらしい・・・
歴史が続くにつれて点前が増えてく、各家元も個性を出そうと複雑なものを考案する。
まあ点前自体が歴史ってことかな。

淡々斎はこの点前を軍艦でしていたらしい。第二次世界大戦中に、

点前としては単純で仕覆も掛合も使わず、シンプル。箱に加えて箱の上に板を持つ。
ただ、茶碗は二つ重なっていて、茶箱なのに古帛紗を出さない。そして拝見もなし。
置く場所としては板が正面(奥に袱紗を置く、手前に茶碗を置く)。蓋は右向こう左手前として、その上に棗、茶杓、茶巾。茶巾のたたみ替え等はなし。
流れは一般的な茶箱と同じ。

但ししまいつけが独特。茶碗が二つあるのでお客さんの人数によってしまいつけ茶碗が異なる。主茶碗でしまいつけるときは二つ目の茶碗は茶巾で拭かない(拭けない)。


和敬点は比較的新しい点前で教えている先生は少ないそう。ただ茶箱として教科書に載っているのでとりあえず勉強として・・・

4ケ伝後、台子に加えて(なかなか覚えられない)、茶箱を順に稽古して卯の花、花、雪、月、和敬。あとは御所籠のみ。この点前も籠が高いからあまり教えている先生はいないとのこと。
近々経験させて頂きたいと考えています。