昔…

足の悪かった母親が

車いす代わりに

乗り回していたのが

軽自動車…

私の

ベビーカーでもある

 

父親の車は

国産車のセダンで

旅行や遠征に行く時だけ

母は父親の車に乗った…

私は

どちらの車に乗っても

助手席を死守して

歌を歌いながら…

景色を見ながら…

居眠ったOo。。( ̄¬ ̄*)

そのせいか

バスも電車も

景色が見えるから

大好き💛

 

何年かすると

車の買い替えの時期が来る

父は

私の知らない間に2年に1回

乗り換える…

でも

母にとって

何年かに一度の

買い替えは

嫁に出す日のように

一大ビッグイベント…

 

日曜日の朝から

そわそわ…

古くなった愛車の中身の

引っ越しを始めます…

それも愛車に

お礼を言いながら…

 

すると笑顔で

新車に乗った

車屋のお兄さん登場!

 

私は

新しい車の説明に

目がキラキラ…

ビニールのかかった

助手席で

新車のにおいを

クンクン…

 

窓から

挨拶を終えたお兄さんが

古い愛車に乗って

走り去ろうとしたとき…

 

「待って!

この子にまだ乗れるのに…

やっぱり可哀想で

渡せない

ごめん、ごめんね…」

といって走り去る車を

追いかけだしました…

 

えええっ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

鬼のように

いつも厳しかった

お母さんの目に

涙が…

 

結局

追いつかずに帰ってきた母…

涙を拭きながら

少し照れた顔で…

 

私「お母さん…だいじょうぶ?」

 

母「ごめんねびっくりさせて…

でもなんか、いつも私の足として

一生懸命走ってくれてたから

スクラップになるの可哀想で…」

 

生まれて初めて

スクラップ

という恐ろしい言葉の意味を知った(笑)

 

鬼の目にも涙…

それから、ものに

怒ったり、話しかける母が

好きになった気がする…

 

<おまけ>

 

歳というか…

遺伝というか…

物を捨てるときに

なぜか涙が出てきたり…

話しかけて

誤っている私…

。(。>0<。)

 

最近

母の最後の車を

引き継いで乗ってくれていた

従弟から

「ちゃーちゃんの車を

子供が産まれるから手放すよ…」

とラインが来たとき

 

 

母が亡くなる直前まで

母が可愛がって乗っていた

母の愛車 金柑号の

走り去る後姿を想像して

泣いてしまいました…

それも大号泣…

自分でもびっくり(=◇=;)あせるあせる

 

母の本当に最後の車は

無事に引き取り手が見つかり

スクラップにはならなかったものの

 

お世話をしてくださった方が

引き取りに来てくださる日に

現場にいなくてよかった…

 

きっと私も泣きながら

皆を困らせて

奪回した後…

この車

どないしよ~って

今頃

途方に暮れていたはず…(笑)

 

そんな時、

見送りホヤホヤの従弟からのライン…

きみもか…

 

 

こうやって…

涙もろく

変なところに

情の深ーい

母の血は

永遠に

引き継がれていくのであった…

怖い…