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2015/04/26 東京国際フォーラム

2年ぶりのプログレライブ、プログレのニューウェーブを4組揃えたライブ。
正直、聞いたことのないバンドばかりだったので、YoutubeやI Love Music で予習をして臨んだ。
午後4時に開演したが、終演予定は9時過ぎる予定とのこと。
5時間の長丁場に腰痛が持ちこたえられるか不安。

1組目はイギリスのバンド、「The Pinapple Thief」
バンド名からは想像できない、ヘビーで切れの良い演奏はクリムゾン後期を彷彿させる。
ボーカルもかっこよく、今後が期待されるお勧めバンドだ。
ただ、プログレか?という気もしないでもないが。
そういえば、今回のフェスのネーミングには「プログレ」という文字は入っていなかった。

続いて2組目はスウェーデンから「Kaipa」。
プログレらしくドラマチックで重厚な音に、サンタナかキャメルのアンディ・ラティマーばりの泣きのギターが心地よい。
ヴォーカルとギターのロイネ・ストルトは3組目の「The Flower Kings」にも同じ衣装で出演。
せめて衣装くらい着替えろよな、と突っ込みたくなったが、花柄のシャツに真っ赤なベルボトムのスラックスがサイケな雰囲気を醸し出していた。

この時点で既に7時半。
20分の休憩を挟んで、一応メインアクトと言われている「Atoll」の登場。
代表作「夢魔」に期待が高まる。
黒を基調としたジャケットなどの正装に身を包んだイケメン4人と品の良さそうなおばあちゃん(に見えた)の5人が黙々と変拍子まみれの演奏を続ける中、しずしずとヴォーカルの御大、アンドレ・バルゼェが登場。
黄色に民族風の模様が入ったマントをはおり、魔法使いか祈祷師のような雰囲気で変な踊りとともに歌いだす。
踊る時にマントの切れ目からパンツがチラチラ見えて、とても曲に集中できない!
その後も曲ごとに衣装替えをして、でっぷりとした白人の白い腹を恥ずかしげもなく晒して熱唱するさまは、色物バンドとみられても仕方ないように思えた。
初期ジェネシスのピーター・ガブリエルやPFMのジャコモおじさんも結構際物要素があるけど、見苦しいような品のなさとは無縁だった。
高音の声量などヴォーカリストとしての技量は抜群なのに、と思うのは私だけだろうか。
「夢魔」という、おどろおどろしい曲名とのギャップが大きすぎる。
そんな痴態をよそに黙々と演奏し続けるイケメンメンバーたちの心境はいかがなものだろうか。
ギターの青年もピックを持つ手をぐるぐる回転させて弾くパフォーマンスを何度もしつこくやっていて、ちょっとうざかった。お前はバック・トゥ・ザ・フーチャーのマイケル・J・フォックスかっ!
すみません。あくまでも私の個人的な感想です。

余談ですが、隣の席に「スターレス高島」氏が座っていました。
恐る恐る話しかけてみたら、気さくに雑談してくれて、結構いいやつじゃん!と思いました。