足立区に舎人(とねり)と言う地名が有る!
舎人ライナーと言う日暮里から見沼代親水公園迄の9、7㌔区間を走る無人モノレールだ!

この舎人ライナーの終点一つ前の駅から徒歩10分の所に青和ゴルフセンターと言うゴルフ練習場が有る!

開場半世紀を過ぎた都内では歴史の有る練習場だ!

1階打席からのショートゲームでは綺麗に刈り込んだ天然芝の為、レベルの高い練習に繋がる!

周りに民家が密集しているため、風が強く吹く日はネットを下げて休業とし安全第一を重視している!

こんな練習場には、歴史が有る分、来場者の中にはクラブチャンピオンを取るレベルの高いお客様もかなりの人数が居るし、シングルプレイヤーも他の練習場に比べたら多く見られる!

それと驚く事は、俗に言う「教え魔」が居ないと言う事だ!

時々仕事帰りに依る千葉の練習場には必ず、人の打席に近づき何処かの本か誰かから聞いた又聞き理論をジェスチャー入りで教える人が居るものだが、青和ゴルフではそう言う人は一人も居ない事が素晴らしい!

ろくに自分自身のゴルフも分からない人が他人にアドバイスはもってのほかだな!

先ずはともあれ、こんな青和ゴルフに今、俺が力を注いで入る一人の生徒が居る!

空手の指導資格を持つ30代の若者だ!

身体も無駄な脂肪も無く軽やかな動きを常に見せてくれるが、ゴルフの動きには、まだまだ程遠いレベルだが何らかのセンスはチラホラと見える生徒だ!

教え方では、かなり伸びる可能性を感じる彼の課題はまだまだ定まった物は見つかって居ない段階だがプロの目から見て確実に上手くなる素材で有る事には間違い無い!

今、彼のレッスンは50ヤード以内のショートゲームの完成と第二にドライバーショットの方向性の安定を目指した二つのテーマで行っている。

ティショットは当たれば俺の球を確実に60~70ヤードは置いて行く程、飛距離には何の問題も無いがなんせ、安定感に欠ける事が最大の課題だ!

前回のラウンドレッスンでも残り120ヤードから素ダボはあり得ない!

本当につまらないミスを平気でする!
打ちに行くまでのテンポが悪い!
構えてからモジモジモジモジ何回やるの!

俺は漆黒アドバイスを送っているはずだ!

「構えたら直ぐに打て」と!
最初に思った感じた最高のイメージが消えない内にプレーに入れと口うるさくアドバイスは送っているはずだ!

なのにモジモジモジモジが必ず入る!
俺は良く言う!下手な奴程プレーが遅い!下手な奴程、出来ない技術を求める!と

確かに丁寧なプレーは大切だが、サッと構えてサッと打つリズムはもっと大切だと必ず俺は言う!

ホールマネジメントだけはしっかりとイメージし、危険ゾーンを確実に避けるマネジメントでラウンドする癖を早く掴む事をアドバイスする!

それでもミスは必ず出る!
ソレがゴルフと言う奥の深いスポーツなんだな!

彼にはこのショートゲームも課題にしている!

280ヤードを1回で来ているのに、残り120ヤードから5回もかかるプレーは何故(?_?)

何がそうさせるの?
欲?今、自分に出来る範囲のプレー以外の事を頭に描いていない?

グリーン近くに運べるだけのショットを打ってくれるだけで良い!

なのに何を求めているの?

ベタピン!?
無理無理!

リズム良く、テンポ良く振れた結果がたまにはベタピンなんて事もこれから沢山経験するはずだ!

そんな彼のこれからのゴルフ上達を見守って行きたいものだ!

俺の目に狂いが無い限り彼は一流のアマチュアゴルファーに育つはずだ!