ある時、一人の品の良い奥様がレッスンに見えた!

第一声が宜しくお願い致します!では無く、
「グリップはどう握るのですか❓」だ!

まあまあ、落ち着いて下さい。のんびり行きましょう!と声をかけ

まずはゴルフのキャリアは何年ですか❓

身体のコンデショニングは如何でしょうか❓
どこか、痛いところや、痛めている所は御座いませんか❓

過去のスポーツ歴は、何か経験御座いますか❓

ゴルフのレッスンは経験が御座いますか❓
有るとしたら、
どんなレッスンを受けられましたか❓

月に練習は何日くらいやりますか❓

過去のベストスコアーはお幾つですか❓
それは何歳くらいの時ですか❓

今日の目標、目的はお決めになっておられますか❓

特に本日、レッスンを受けたいポイントは何処ですか❓
「スゥイング全部は無しとします。」とは自分からはっきりと伝えます。

その、品の良い奥様は、私との短い、友好関係を築いて行くためのインタビューを終える頃には
笑顔も見え出し、和やかな雰囲気の中からレッスンがスタートした❗

到着と同時に発したグリップのレッスンから入りました!

25年以上のキャリアを持ち、此までに、たくさんのプロやレッスンプロにレッスンを受けて来たようだ!

私は聞きました!○○さんは、どんな握り方が好きなんですか❓

「私は左手グリップは力が入りづらく、力も無いので、少しかぶせ気味に握ります。」
「右手はインターロッキングだと、指が痛くなってしまうため、昔、教わったプロからのアドバイスを生かし、オーバーラッピングで握っています。」

分かりました!

そのグリップには今現在、違和感は御座いませんか❓

無ければ、今現在の握り方は、出来るだけ治さずに行く事をお勧め致します!と説明した❗

グリップは人とクラブの接点であり、確かに大切な事に間違いは無いのですが、私のレッスンは、無責任では無く、自分が一番握りやすく、違和感を感じない握り方を勧めています。

次に説明する事は、球と身体までの、アドレス時の距離感と球の位置ですね!

この時も、レッスンする事は、アドレスが大体取れた後に、足のモジモジ感と数回のワッグルはやって頂きます。

このモジモジ感とワッグルをする事により、自分自身が最も居心地の良い場所、位置が見つかります。

次に奥様からのご要望だったトップの形とその高さ、位置なんですが、

前回、レッスンを受けた先生は、もっと高くアップライトに上げて下さい!と説明したそうだ!

私は、すぐに、クラブを1本持って頂き、肩甲骨の稼働範囲の広さを確認するためのストレッチをして頂いた!

案の定、硬い!右の肩甲骨はかなり硬い!
こんな方にもっと高くアップライトに上げさせるトップは無理、無理!

怪我の元になりかねない!

私は小さな、やや重めのエキササイスボールを持って頂き、何も言わずに、自然に上がり、自然に収まる位置が何処なのか、

ある先生が教えたトップの位置、高さの時とどちらが力の蓄積が出来るのかを確認して頂いた!

ご自分の肩甲骨の稼働範囲や関節の動く範囲を知る事により、自分の本来の理想的な高さが理解出来た!

要は、人は人、今、現在の体調や年齢に応じた自分だけにしか出来ない、第三者が見た時に、いや~綺麗なスゥイングですね~と言われる、自分だけのスゥイングの完成を目指す事をアドバイスし

60分のレッスンで満足し、翌週の予約を取ってお帰りになりました。❗

形やリズム、テンポは確かに大切ですが、相手が何を求めているのか、その要求は達成可能なのかを、まずは話し合いながら勧めて行く事で、解決に繋がりますね!

レッスンの最後に、今日のレッスンで何が出来るようになったのか、何処を意識したら良くなったのかのラップアップで終了ですね!

 

 

 



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