20**年3月*日
三年間通った学校とも今日でお別れだけど、実感なんてまったくない。
卒業なんて問題じゃない。大学に合格しているかどうかが問題なんだ。
卒業式直前の写真撮影では、みんなテンション高くて笑ってた。
でも俺は・・・笑顔で写れるはずはない。
代表として全員分の卒業証書を受け取るために、俺はステージの上にあがった。
校長の目を見ると、潤んでる。
ていうか、何がそんなに感動的なんだ?
20**年3月*日
ついに合格発表の日がきた。
進路指導室に入ったとき、既に担任の先生は部屋のなかで待機していた。
まだ、発表までは1時間くらいはある。
ふいに先生が、
「ピアノ、弾いてきていいよ」
といった。
えっ?
なんで先生は、俺がピアノを好きだということを知ってるんだ?
まあいいや。
音楽室から戻ると、先生はパソコンの画面に見入っていた。
大学のホームページの発表のラインにマウスのカーソルが移動した。
「よし、開くぞ」
画面に、番号の列が並ぶ。
俺の番号は・・・?
なんだ、あるじゃん。普通にあるし。
先生も気付いたようだ。
「やったーーーーーーーーーーーーーーー!」
俺の声じゃない。まるで先生が受験生みたいだ。こんなに喜んでくれるなんて。
お世話になった先生がたに挨拶をして回ることになった。
進路指導室から出た瞬間、先生はすごい勢いで、
「○○(俺の名前)合格しました!!!」
速いし
家に帰ったら、どっと疲れが出てきて、ものすごい睡魔に襲われた。
とにもかくにも、一応、俺は今年の4月から地元の国立大学に通うことになる。
この先の未来がどうなるかなんてわからない。
でも今は・・・とりあえずおやすみ。