久々にが降りましたね。


動物病院は世間の給料日前と雨の日と連休前は暇なことが多いです。

やはり、それぞれのご家庭の事情があるのでしょうが、給料日前でお財布が軽くなってくる頃や、ちょっと外出したくないような時や、近日中にお金を使う予定がある時なんかは動物病院から足が遠のくようです。


というわけで、本日は雨天。

外来件数は少なく、ゆったりとした時間が流れる予定でしたが、入院患者さんを複数件抱えてしまっている私は、なんやかんやで、忙しく検査や処置を行っていました。


人間のお医者さんも同じなのかもしれませんが、診察をしていてよく感じることですが、同じ病気の患者さんを立て続けに担当することがよくあります。

伝染病などの移る病気が流行るのではなく、感染しない同じ病気を一人の獣医師が続けてみることが多いのです。

しかも、年に数回くらいしか見ないような病気で・・・。


ちなみに、私にきているブームは猫の腎不全です。(ブームという表現は不謹慎ですが)

現在私の受け持ちの入院患者さんは4件ありまして、うち1件が腫瘍、3件が猫の腎不全です。

しかも、継続診療で担当させていただくことになった、ここ1週間の新患の方の半数が猫の腎不全です。

気がつくと私の周りには腎不全の猫ちゃんばかり・・・・。


さらに、偶然にも今回腎不全で入院している猫ちゃんは、全員同じカラーで同じ柄なのです

しかも、体格も似たり寄ったり・・・・。

症状は微妙に違うので治療が異なるので、私も、看護士さんたちも取り違えをしないように、それだけは絶対にやっちゃいかんと気を引き締めて治療にあっています。


3件の猫ちゃんたちも徐々に症状が改善してきて、検査数値も正常に近づいてきたので、3件そろって近日中に退院予定です。


と、本日は病院で起きたちょっとした偶然のお話でした。


ペタしてね

だいぶご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でしょうか?


9月に入り、少しずつ病院が暇になりつつあるはずだったのですが、どういうわけだか、連日重症患者さんが来院されて、今年はまだまだ暇なシーズンにはならない予感です。
連休中も残念ながら、ほぼ連日病院へ出勤しておりました。
シルバーウィークって・・・・。

連休も終わり、週末も終わり、少しずつ書いていたウサギの骨折の記事が何とか書き終わりましたので、UPします。


ちなみに、この週末は都内で日本獣医臨床フォーラムの年次大会があり、ホテルニューオータニに行ってきました。
田舎生まれの田舎育ちの私にとって、東京の荒波は非常に厳しく人酔いしてしまいました・・・・。


骨折の続き

腰椎の骨折は一般的に予後が悪い
骨折時に脊髄を損傷してしまうため、両後肢の麻痺と膀胱の麻痺がよく認められる。
治療はステロイドの大量投与や消炎剤や鎮痛剤を用いることが多い。
ほとんどの症例で回復が認められないが、回復が認められた例もあるとのこと。
ちなみに、私の経験の中では改善例は1例もないです。


麻痺からの回復が認められなかった場合、その後の治療がかわります。



①介護ができる

膀胱麻痺が改善しない場合、自力で排尿することができなくなります。
そのため、一日に3回前後人間の手によって膀胱を絞って、排尿させてあげなければなりません。(圧迫排尿)

また、排便時にお尻をあげられないため、肛門付近が便や尿で汚れて、皮膚炎になりやすいため、こまめにきれいにしてあげなければなりません。

いわゆる、「介護」が必要な状態になってしまいます。
この介護がしっかりとできれば、上半身がしっかりしているため、それなりのQOL(生活の質)を保った日常生活にを送ることが可能です。



②介護ができない

「介護」ができない場合、上記の理由でQOLを保つことができないため、安楽死の対象となります。



そのほか、前肢や後肢骨折の場合は、骨折部位や骨折の仕方によってその後の治療経過が変わってきますが、一般的にウサギの四肢は固定するのが非常に困難なので術後の管理が非常に大切になります。

テーピングやギブスなどで固定しても、頑丈な歯で器用に全部はずしてしまい、そのまま、自分の皮膚までも齧ってしまうこともあります。


もちろん、エリザベスカラーなどでカバーすることも可能ですが、食糞ができなくなり栄養面での問題がでてきます。


そんなわけで、うさぎの骨折は非常に管理が難しいので骨折しないように気をつけてあげることが一番大切です。


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ウサギオーナーの方はもちろんご存知かもしれませんが。。。


ウサギってものすごく弱い生き物なのです。


皮膚も弱いし、ストレスにも弱い、暑さにも弱いし・・・弱い尽くしですね。


さて、今回の話題はウサギの骨折。


私は勤務先の病院でエキゾチックペットを担当しています。

(といっても、趣味の延長線上なので、専門ではないです。もちろん、診察の際にはオーナー様に了承を得てから診察を行っています。)


ウサギの体は含気骨という、空気を多く含む骨で構成されています。


ワンちゃんや猫ちゃんの骨は骨髄やカルシウムなどで占められていて、重くて硬いです。

しかしながら、ウサギの骨は含気骨であるため、軽くて脆いです。


含気骨であるがため、よく骨折してしまいます。


骨折しやすいのは、大腿骨(太ももの骨)、腰椎(腰の背骨)です。

ウサギの大腿部(太もも)や背中の筋肉は、ウサギの体格に対して非常に発達しています。

そのため、筋肉の収縮する力に骨が耐え切れなくなって、骨折してしまいます。


通常の生活をする上では、骨折するほどの筋肉の収縮はありません。

しかし、爪がじゅうたんに引っかかったり、何かに驚いて急激に暴れたりなど、通常の生活ではありえないような力を出してしまった瞬間骨折します。


というわけで、続きは次回



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