新年5日目。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
年男、ビリケンです。
昭和64年になったばかりの30年前、2日後にまさかの平成元年と化した。
振り返ればいろいろあり過ぎましたけれど、、、
平成丸ごと無かった事にして
ピチピチの18歳からもう一度やり直したい!ってのが正直なところ。笑
次回は還暦かと思うと恐ろしい...
「長い文章を書くべし」て、、、これまで以上に、っすか。汗
さて、大晦日の紅白ご覧になられました?
毎年私は生では無く、一応、話のネタに転がってる動画を早送りしながらザーーッと流れを確認する程度なんですけれど、今回は「平成最期」という名目のもと紅白にしては良くぞあそこまで割り切ったな、って印象。
何の前情報も持たずに観たので余計にそう感じるのかも知れませんけれど、もはや私と同世代+一回り上くらいの世代が中心になって決めてるんでしょうから、やろうとしてる事は分からなくも無い。
ギリギリのところで留めながら攻めてる微妙な塩梅加減というか、ナンチュウカホンチュウカ。
一度事例を作ってしまえば、よほどの反感が無い限り来年以降もこの流れになるんでしょう。
大人の事情ばかりが前面に出てたこれまでを考えると良い傾向かと。
長年の慣例化した悪しき流れを断ち切るならこの機会しか無いとも言う。
大人の都合だらけのあらゆる音楽番組やあらゆる何チャラ大賞なんても、こんなキッカケで流れが変われば次の次くらいの世代の日本の音楽シーンは変わるかもね、、なんて大層な。笑
でも、そんな第一歩になれば良いね。
今回は、中でも、、、
天童よしみ x 武田真治 の筋肉サックス
石川さゆり x 布袋寅泰 の天城越え
は、ワロタw
そして松任谷由実メドレーにて、バックのメンツを見て驚愕!
旦那のローズは良いとして、ドラムが林立夫、ベースが小原礼
さらに、ギターが鈴木茂に、オルガン武部聡志ですよ。
細野晴臣は流石に居なかったが、ほぼキャラメルママ
よくぞ大晦日にこのメンツを揃えたなって話で。
鈴木茂さんを久々に見ましたよw
相変わらずの何か分からんエフェクト(きっと自作)効かせて、良いギター弾いてはりました。
加えて、松田聖子メドレーの選曲が「風立ちぬ(大瀧詠一)」「ハートのイアリング(佐野元春)」「天国のキッス(細野晴臣)」「渚のバルコニー(松任谷由実x松任谷正隆)」ですからね。 *()内は作曲および編曲者
おまけに全ての作詞は松本隆と来てる。
この企画を通して仕組んだ人の確信犯としか思えない。笑
そんな「分かる人だけ分かってね」な演出に、ピンポイントで狙い撃ちする対象が変わったな、と。
しかも平成最期の集大成なんて全く関係の無い思いっきり昭和ネタですから、如何にこの機会に、、、ってのが垣間見れたりw
流れで「はっぴいえんど」に話を飛ばしたくなるところをグッとこらえ、、、
今年一発目は私らしからしからぬ、お題で。
とは言いつつ、キャラメルママ(のちのティンパンアレイ)と演ってた頃
荒井由実時代のユーミンは実は嫌いじゃなかったりもする。
コバルトアワーの頃とかね。
荒井由実 & ムッシュかまやつ with Tin Pan Alley (1976)
荒井由実(vo), かまやつひろし(vo, g), 松任谷正隆(key), 細野晴臣(b, g), 鈴木茂(g), 林立夫(dr), 斎藤ノブ(per), 村岡健(sax)
その後のこんな時代くらいまでかな...
何年か前にNHKのBSプレミアムで「Master Tape」というドキュメント番組をやってましてね。
代表アルバムを丸々一枚、当時の関係者が一同に集まり当時の制作現場をあーだったこーだったと振り返るドキュメンタリーで、これが非常に良作。
のちに「名盤ドキュメント」としてもシリーズ化されるんですけど、NHKはタマにこの手の永久保存版的番組を作りますよネ。笑
そんな映像がコレ↓
この回は、名もなき新人「荒井由実」デビューアルバム制作時の話。
(1年を費やしってのは、ボイトレを含むほぼ歌入れに費やした時間の事だと思う。)
「松任谷由実」という商品イメージで凝り固まった偏見を持ってる人にこそご覧いただきたい。
細野さんのガットギターと歌のみで再生なんて、こんな機会じゃないと聴けない。
何故、ノンビブラートになったのか?なんて話も聞ける。^^
NHK "Master Tape 〜荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る〜" (On Air 2010)
16トラックのマルチテープ...
そんなアナログ時代の元エンジニアとしては当時の空気を思い出す。。。
なんて、私がレコーディングの現場に出入りし出したのは、1990年前後なんでこの1972-3年の世界からは20年近く経ってますけれど、それでもまだまだアナログが残っていた。
(コンピューターとテープを同期させたり、プロユースの第一線スタジオでデジタルテープからProtoolsの登場でHDDレコーディングへの過渡期。アナログーデジタルーDAWが混在した時代でしたネ。。。)
当時の話をし出すと本当にキリが無いので割愛しますけれど、アナログ時代ならではな
今では考えられない話が山ほどあります。
こーして全てが生演奏ってのもその一つですし、何よりトラック数に限りがあったってのがデカイ。
当時はそれが当たり前でしたが、精神的に今とは全く違う。。。
枷があったからこそ生まれた音ってのもあると思っている。
そんなこんなで完成したアルバムがコレで

荒井由実 | ひこうき雲 (1973)
先のドキュメンタリーの中でも話題になってましたが、、
当時、ブリティッシュ音楽にドップリだったユーミンと
アメリカ音楽にカブれていたキャラメルママが一つになって
当時の日本の音楽シーンと共に東京のスタジオで生まれたモノがコレで。。。
通して聴いてるとナルホドね、、、と、いろいろ感じ感慨深い。
洋楽しか聴かないなんて人でも共通ワードが多い事に気付ける筈。
その辺がイマドキの日本のミュージシャンとは全く違うところかな。
さて新年一発目のネタ
個人的にこのアルバムから選ぶなら「雨の街を」かな、、、
他も「曇り空」とか「そのまま」とか「返事はいらない」とか、今聴くと改めてよく出来ていると感じる。
そんな中、紅白からの流れを汲むと、やっぱりベタに「ひこうき雲」になるのか。
普通に採るとザックリこんな感じになるが、、、
(*ギターで採ったギター目線での採譜ですので、鍵盤ではニュアンスが異なるかも知れません。ご了承ください)
[Intro]
| Eb | AbM7 | Eb/G | AbM7 |
[A]
| Eb EbM7/D | Gm7 | Ab AbM7/G | Fm7 |
| Bb Bb7/Ab | Gm7 | AbM7 | Bb7 |
| Eb EbM7/D | Gm7 | Ab AbM7/G | Fm7 |
| Bb Bb7/Ab | Gm7 | AbM7 | Bb7 |
[B]
| Eb Gm7 | Cm | Gm7 Bbm7 | AbM7 |
| Gm7 | AbM7 | Ab/Bb | Bb7 |
[Outro]
| Eb Gm7 | Cm | Gm7 Bbm7 | AbM7 |
| Gm7 | AbM7 | Ab/Bb |….
| AbM7 Bbm7 | AbM7 Bbm7 |…
鍵盤で言う左手、つまりベース音が半音づつ下っていくのが特徴なんですけれど
ギターでは非常に弾き辛い。。。
ということで必殺カポを用い、開放弦を用いる。
3カポにして3フレット分、、、
つまり、指板上1音半下げて考えると格段に弾き易く。(出してる音は同じ)
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Capo=3
[Intro]
| C* | FM7* | C/E* | FM7** |
[A]
| C CM7/B | Em7 | F FM7/E | Dm7 |
| G* G/F* | Em7* | FM7 | G7 |
| C CM7/B | Em7 | F FM7/E | Dm7 |
| G* G/F* | Em7* | FM7 | G7 |
[B]
| C Em7 | Am | Em7 Gm7 | FM7 |
| Em7 | FM7 | F/G | G7 |
[Outro]
| C Em7 | Am | Em7 Gm7 | FM7 |
| Em7 | FM7 | F/G | ….
| FM7 Gm7 | FM7 Gm7 | ….
カポがあるとフレット数での説明が実際のフレット数と混同してやり辛く、以下3カポした状態(3F=0F)とします。
音に関して、実際の音は1音半上げデス。例)C=Eb(D#)
**印をつけているイントロのアルペジオは、1弦3FのGの音を鳴らしっぱなしと考えてください。
C*= x32013
FM7*= xx3213
C/E*= 032013
FM7**= 1x3213
*Aメロ5-6小節目も同じような感じで
G*= 320033
G/F*= 1xx033
Em7*= 020033
*分数コードに慣れてない人は、コードを構成するルート音が分母の音に差し代わっただけと理解してください。
例えば、、、
CM7/B= x22000
(ローコードのCM7[x32000] のルート音が半音下がってBになるだけ。別の見方をすると、ルート抜きのEmとも言うw)
FM7/E= 0x221x
(これもFM7[1x221x]のルート音が半音落ちてEに差し代わるだけなんですけど、別の見方をすると、AmでルートE、つまりAm/Eにもなる。こーいうのが解釈の問題。)
F/G= 3x3211, x-10-10-10-10-(10)
(これも同じく、F[133211] [x-8-10-10-10-(8)] のルートが1音上がってGに差し代わるだけ。)
この曲は、何と言ってもサビ(Bメロ)3小節目、Bbm7(3カポGm7)に逝く「外し」がタマラン。
旦那のアレンジなんやろか?荒井由実のセンスなら凄い。
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平成が始まった30年前
道場破り的に勝った負けたでオラオラのギターばかり弾いていた。
正直、この手の音楽は素直に聴けなかった頃。
アチコチであらゆる人と音を重ね、、、
さらにレコーディングの現場に出入りするようになって、ようやくいろんなものが見えるように
いや、見ようとしてた。
そんなのが年を重ね、経験を重ね、知識を重ね、、、
比例して視野が広がり、リスペクトや感謝できる心が増す。
同時に、もれなくカラダは衰え枷も増える。汗
ポジティブな重ね事が止まると、逆に進むんだろな。
ドンドン卑屈に小さく狭く閉じこもっていく。
そんなジジイにならないように精進しよ。。。
ナンダカンダで良くも悪くもこの平成という時代を生きた間に積み重ねてきたものがあってこその、今なんやな。
なんて、改めて思う平成最期の年の初め。
ってことで、NHKドキュメンタリーの流れでいくと、次回は陽水「氷の世界」か。。。