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Press On.

趣味のギターや好きな音楽に偏った雑記デス。

ジョンサイクスが亡くなったらしい。


詳しい日時は公表されていないが、公式サイトに癌の闘病の末にこの世を去ったとだけ記されている。享年65歳、まだ若いよね...

リアルタイムにあの時代を過ごしギターに夢中になっていた者として、彼の活躍は当時よく耳にし嫌いでは無かった。


個人的に印象深いのはThin Lizzyからホワイトスネイクでの活躍と黒のレスポールカスタムにミラーピックガード。

特にホワイトスネイクの日本盤タイトル「白蛇の紋章~サーペンスアルバス (*) 」という1987年リリースのアルバムにてジョンサイクスは殆んどの曲をデヴィッドカヴァーデイルと共作しレコーディングするものの、リリースするタイミングでデビカバ以外のバンドメンバー総入れ換えという衝撃が印象に残っている。

当時のMVはその後加入した新たなバンドメンバーが音に合わせて当て振りするという違和感がまた何ともで。

(*) US盤「Whitesnake」、UK盤「1987」と各国でアルバムタイトルが異なり曲順も違っていた。また未だに「サーペンスアルバス」を「サスペンスアルバム」だと勘違いしている人がタマにいるのでご注意。



しかしアルバムは大ヒット。

当時全米ビルボード総合チャートにて最高2位。

因みに1位はマイケルジャクソンの「BAD」だったから快挙といっても良い。




そんなアルバムの中から今日はこの曲をネタに。

Whitesnake | Is This Love (1987)


懐かしいね。
リリース当時も当然コピーしたが覚えている筈もなく、新鮮な気持ちで改めて音を採ってみたらあーそうだったのかという発見もいろいろ。
特に当時はバッキングなんて適当に採っていたんだろう。


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・あくまでギターで採ったギター目線での解釈です。鍵盤目線ではまた解釈が異なるかと思います。
・符割はこの環境では表現し難いので実際の音を良く聴いて捉えてください。


[A] [Intro] [Solo]
|| Em7add9    | Em7add9/B    Em7add9/C    || x3

| CM7    Bm7    Am7    GM7    l FM7(b5)    FM7/C    |


[B] [Outro]

|| Cadd9(b5)    | D/C    | Bm7    | CM7    Bm7    Am7    GM7    || x2

FM7(b5)    FM7/C    | FM7/C    |


[Interlude]

| Em7    | Bm7    | Cadd9    | Cadd9    |






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・Aメロは、Em7→Bm7→Cadd9というのが基本的な流れだけど、敢えてEm7add9流しとしている。

Em7add9 (024030) → Em7add9/B (x24030) → Em7add9/C (x34030) といういつもの分数解釈イメージで「xx4030」固定から「E→B→C」とベース音だけが動いていく。

他、Em9→Bm7→CM7とかアレンジもご自由に。


・FM7(b5) としているところは、単純にローコードF (133211) から人差し指バレーをやめた1-2弦オープン (133200)。
つまり2弦解放Bの音はFから見たb5となり、1弦解放Eの音はM7となる。
ついでに3弦もオープンにして (133000) もアリ。その場合そのGの音は9th。
からのFM7オンC (x33210)、もしくはF/C (x33211, 8x(7)565, 8-x-10-10-10-x) ね。
辛ければハナからオンCでローコードのEを半音上げたイメージ (x33200) からの (x33210) でも良い。

・Bメロ頭、Cadd9(b5)としているところはAメロ↑でEm7add9/Cと表しているのと同じ (x34030) 。4弦4FのF#の音がCから見たb5。
この曲はadd9な響きとb5の音を如何に上手く使うかなんだろうと感じる。
D/Cは単純にDのトライアド+Cベース (x3x232) とか (8x777x) とか、あとは6thぽく (x3423x) に流れたり。
その後D/C→Bm7の流れは分数的に言えば、D/C→D/Bとベース音が半音動くイメージ。


・サビ後 Interludeだけは差別化するために例えば、Em7に#9なGのテンション加えて (020003, (0)7578x) → Bm7 (x24232, 7x7777) →Cadd9 (x32030, x35533)とか、ヴォイシングを変えると変化が生まれる。


・キーにもよるが、開放弦を活かしてアコースティックなアレンジも映えると思う。

ゴリゴリに張り上げず抑えた控えめver.もまた良し。







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最後にこの曲はデヴィッドカヴァーデイル曰く、そもそもティナターナーに当てて彼女用に描いていた曲らしくそれを訊いて妙に納得したのを覚えている。

ジョンサイクスと共に曲を作っていた過程でジョンの手に掛かると生まれ変わったらしい。

原型がどんなものだったかは分からないが、鍵盤で作っていたんだろなってのは感じる。


今でもティナに歌って欲しかったとデビカバは言っているが、それ聴いてみたかったな。


Whitesnake | Look Back  "Is This Love"



制作過程なDemo音源もいろいろ出回ってるけれどジョンサイクスが施した最終verの基になるものばかりで、↑の話にあるそもそもの原型は分からないね。

Whitesnake | Is This Love  (87 Evolutions)


Whitesnake | Is This Love (Rehearsal) *from the "1987 Working Versions"


Whitesnake | Is This Love (DEMO) *from the "1987 Working Versions"









そんなこんなで公式ではジョンサイクス最期のアルバムとなったソロ名義での2004年日本ツアーの音源をまとめたライヴ盤で披露されたverで〆ませう。
ギターヴォーカルとしてメインで歌っているのもジョンサイクスです。

John Sykes | Is This Love (from the Live Album "Bad Boy Live!", Recorded of Japanese Tour in April 2004) (2004)






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PS. 

時を同じくして「The Band」のガースハドソンも逝ってしもた...

享年87歳

これでオリジナルメンバー全員逝ってしまった現実は寂しい。


合掌。