潮の香はとても懐かしい…
喜びも悲しみも思い出とともに運んでくる。
幼馴染らと行った海水浴、父と行った釣り、学校の遠足、
早朝通学時の海風(早起きして母が持たせてくれた弁当)、
床にいても聴こえる漁船の音、
その温もりや厳しさは一度は体験しておきたいものです。
老後は故郷でそういったことを味わいながら
生きていくのだろうか。過疎化が深刻なのでどうだろう。
町の公民館でシルバーコーラスでもやってるのかな。
先日実家に電話したら近所の漁師のおじさんが亡くなったという。
齢を重ねればどうしても喪失が続いていく。
子供のころのように無邪気に笑ったり泣いたりすることもないし、
そういった子供を育てることもしていないから
語って継承していくこともしていない。これは実に親不孝だと思う。
せめてこの先、親を看取ることができればよいのだが…
ここ最近、人に何か求めるということもなくただただ
家族や友人、縁した人々の健康ばかり願っている。
そんな自分がいる。
それだけ自分も歳をとったということか。