いつもは犬の漫才師よろしく
さらままさんのブログに
コメントをするようなリブログを書いているのですが
たまにはちょっと
仕事について書いてみたいと思います。
(ごめんなさい暗いテーマです)
この仕事に関する一連の文章は
この文章を書くきっかけにもなった
家族のために本当にがんばっている
さらままさんの
旦那様にささげます。
私は世の多くのかたと同じように
中間管理職をやったり
また仕事柄
プロジェクトマネージャ
つまり「管理」をする仕事に携わってきました。
そして実感として感じたのですが
リーダーとはとても孤独な仕事です。
リーダーは孤独だ
それは使い古された言葉かもしれませんが
私は自分の肌で感じてきました。
なので一度自分の頭を整理するためにも
ここで話しておきたいのです。
なぜリーダーは孤独なのか。
作家の村上春樹さんが
イスラエルで行った
カフカ文学賞の受賞演説で
組織と個人を壁と卵に例えています。
壁に卵がぶつかると卵のほうが割れる。
何度ぶつかろうと卵のほうが必ず負けて割れる。
ここでいう
壁が組織で、卵が個人です。
そして村上春樹さんは作家として
いついかなる時も
この卵の味方をしたいと
おしゃっていました。
作家はそうでないと
存在する意味がないと。
そしてマネージャーというのは
この壁になる、壁側の立場に立つ仕事です。
だから孤独なのです。
目の前で卵がむなしく
がしゃがしゃと割れていくのを
見ながらもいつまでも壁でいなければいけない。
これは孤独な仕事ではないでしょうか。
これは悲しい仕事ではないでしょうか。
あまりにも抽象度が高すぎましたね。
よくわからない文章になってしまいました。
なので少し例えを変えてみます。
たとえばあなたは船長です。
避けようのない大波で船がダメージを受けたため
10人の船員のうち1人を突き落とさなければ
もうすぐ船は沈みます。
だからあなたは一番能力のない船員を
ひとり選ばなければいけません。
もちろんあなた自身が飛び降りることは許されません。
あなたは船長でありあなたが飛び降りれば
船は沈み、全員が海の藻屑と消え去るからです。
あなたは選べますか?
どの船員にも帰りを待つ家族があります。
「おまえが一番能力がない。だからおまえが飛び降りろ。」
あなたに命令できるでしょうか?
そんなことできないですよね。
でもリーダーは命令しないといけないのです。
船が沈まないようにするためには
命令をしないといけないのです。
そして本当に血が出るような思いをして
一人を選び、飛び降りることを
命じたとしましょう。
泣いていやがるので
あなた自身が担ぎ上げ
海に落とすことになるかもしれません。
これを見て他の船員はどうおもうでしょうか?
「次はおれか?おまえか?」
「船長、あいつのこと嫌ってたもんな」
「結局好き嫌いで決めてるだけじゃね?」
「船長、次は私じゃないですよね?」
「船長、私だけはやめて下さい」
「落とすなら、あいつにしてください」
「私には家族が…でもあいつには…」
「おれらがやられるまえに先に船長を…」
あなたは船長です。
あなたは船長なのです。
あなたは誰を落とすのか決めなければいけません。
だから船長、リーダーとは本質的に孤独な仕事なのです。
本当に孤独な仕事なのです。
あなたに代わりはいません。
だれもあなたの代わりをすることはできません。
だれにもあなたの胸の痛みを
「本当の意味で」
引き受けることはできません。
メンバーはだれも
「本当の意味で」
あなたの気持ちを理解することはありません。
程度の違いがあるとはいえ
極端なことを言えば
リーダーとは本質的にこういう孤独な仕事です。
自分の気持ちなど関係なく
つねに個人よりも組織の側に
立たなければならない仕事です。
うまくいっているときはいいんです。
うまくいかなくなった時
たとえそれが自分たちの失敗ではなく
外的要因によって引き起こされ状況であっても
うまくいかなくなれば
リーダーはすぐにこの船長のような
立場に立たされるのです。
もしパートナーさんが
あるいはご自身が
どんな規模であれ
リーダーの仕事をしているのであれば
十分ねぎらってあげてください。
十分に自分を褒めてください。
本当に大変な仕事をしているわけですから。
そして本当に誇りに思ってください。
誰にでもできる仕事を
しているわけではないですから。