自爪育成ネイリスト
平松一美です。

今日は、サロン運営していく上で
大切なポイントについてのお話。

久しぶりに見出し付けて書いてみます。
長文になります。
 
 
接客業に必ずついて回る神様論

 

接客業、サービス業において

お客様はとても大切な存在です。

だって、お客様が居ないと

お店は成り立たないから。


そして繁盛しているお店ほど

お店の方はお客様のことを

本当に大切に考えています。


オーナーさんや責任者さんの

意識がとても高くて

スタッフ教育も行き届いています。

 

それと同時に、そういうお店の

お客様は本当に神様みたいな方が

多いと思います。


お客様は神様です!

なんて言わなくても

お客様もスタッフさんも

皆さんがステキで

とても良い雰囲気。


でも、ネイルサロンをしていると

同業者さんからよく聞く話で

私自身も経験がある事ですが

たまに、自称神様、のお客様に

出会う事があります。

 

 
 
こんなお客様いませんか?

 

 ネイルサロンを個人でしていると

こんな事をお客様から

言われたことはありませんか?


・仕事が終わるのが遅いので

閉店に間に合わないけど

開けて待っててくれる?


・仕事前に行きたいから

早朝からお店開けて欲しい


・ご飯食べてないから、買ってきた

食べながら施術してもらっていい?

または、先に食べちゃっていい?


・行ける日が確定しないから

いくつか日程を押さえて欲しい


・オフ無料と書いてるメニューの

オフだけ別日にして欲しい

(オフ無料の意味を間違えている)


・毎回必ず遅刻する


・メニューの価格が高いと言う



これらは、お客様ご自身には

全く悪意が無い場合がほとんどです。

 

 え?なにがあかんの?と

感じる方もいるかもしれませんね。


こういうお願いをされた時

ネイリストは、とても

不快な思いをしています。


無理をするか

時間を無駄にする事を

お願いされているのですから

辛い気持ちになります。


でも、毅然とお断りすることって

なかなか難しいですよね。

 

 
なぜワガママ言われちゃうか

 

いつも思うのですが、

こういう、ご自身の都合での

ワガママをご要望されるお客様は

ショッピングモールに行ったり

市役所に行ったりする時も

「早く開けて」とか

「遅くまで対応して」とか

「住民票の写しの値段まけて」とか

言ってるんでしょうか?

 

 答えはNOですよね。


それを市役所とかでお願いしたら

非常識だというのは

誰でもわかることです。


では、なぜネイルサロンでは

こんなご要望を平然と

言ってしまうのでしょう??


それは、サロン側が

ご要望通りに対応してしまうから、

なんだと思います。


もっと言うと、それを

ご要望として言っていい空気を

サロン側が作っているんだと思います。


これは私も思い当たる事が多すぎて

心が痛いですが、なんとか

お客様に喜んで頂きたい、

お役に立ちたいという一心で

少々の無理をしてしまうんですよね。


個人サロンならば、

自分が我慢すれば済む事だと

勘違いしてしまうから。

 

 
 
お客様は神様ではない

 

これは、スタッフにも

スクール生にも言う事ですが

お客様は神様ではありません。


お客様も人

施術者も人

私たちは技術とおもてなしを提供し

お客様はそれに対価をお支払いする

全て対等な関係です。


上でも下でもないのです。


でもなぜか、ネイリストは、

お客様より下の立場に

成り下がろうとする方が

多いように感じます。


駆け出しの人ほど、

その傾向が強いと感じます。

私もそうでした。


理由はいろいろありますが

やっぱり、お客様に

サロンに来て欲しいから

なんだと思います。


本当は11時オープンだけど

今回だけ9時スタートで

お願いできないかな??

と聞かれたら

「今回だけ…わかりました」

と言ってしまうんですよね。


でもね、この「今回だけ」は

必ず「次もまたいいかな」に

なります。


そして、1回それを受け入れた手前

お断りできなくて、その方にだけ

特別対応を続けてしまい

ネイリストの心が疲弊します。


本当は、サロンの営業時間内に

きちんと予約時間通りに来て

下さるお客様こそが神様

サロンの運営上のルールを

守って下さる方こそが神様

だと思いませんか?


 

 
 
健全な運営をしていくことは

 

 これまで無理を聞いて来たのに

「これからは対応できません」

と、お伝えしたら

困惑されるお客様が

居るかもしれません。


それでも、きちんと理由を

お伝えすれば、

ほとんどの方はご理解下さいます。


そこで怒る方や、

去って行かれる方は

他のお店に行かれるでしょう。


それでいいんです(^^)


自分が無理をしないと

ご来店くださらない方は

本来、自分の所で受け入れられる

お客様ではないということです。

 

 一時的に失客したと

落ち込む必要はありません。


自分のサロンに合った

新しいお客様を受け入れる枠が

出来たんです。


それで時間ができたら

お客様に喜んで貰えるよう

デザインを考えたり

技術を磨いたり

やることはいっぱい。


無理な運営をしてきた所から

健全な運営をする! 

と決めるのは勇気がいりますが

健全な運営になると

気付く事があります。


自分のサロンコンセプトに

ぴったり合ったお客様しか

居ないお店になります。


不思議ですが、ご新規で

ホットペッパーから

お見えになるお客様も

そういう方ばかりになります。


たぶん…

サロン側のブランディングが

しっかりと出来て

それに合ったお客様が

来てくださるようになるんですね。

 
 
おまけ

 

サロンにお問合わせのお電話が

かかって来た時、

その方の言葉遣いや

電話越しの雰囲気で

ご予約をお受けしない事があります。


ネイルのオフをしたいねん

なんぼ?

え?

なんぼって言うてるやん!


とか


ネイルしたいねんけど

いつ空いてる?


とか…。


本当にこんな口調の電話を

受けた事がありますが、

全てお断りさせて頂きました。


これは、Kazrinaに

非常識な方をお迎えしないためです。


言葉遣いぐらいでお客様を選ぶ?

と思われるかもしれませんが

良識ある大人の女性に

多数ご来店頂いているサロンとして

守るべき砦だと思っています。



 

 

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平松一美
Nail Salon Kazrina
オーナー/ネイリスト

《経歴》
1973年大阪生まれ大阪育ち。
大学では英語専攻、卒業後はOL、
結婚後、専業主婦を経てネイルの道へ。
「そのままで美しい手」

を追求する理論派ネイリスト。
自身のダイエット体験をきっかけに
インナービューティの普及も目指す。

 

《資格》

日本ネイリスト協会本部認定講師
ネイルケアマイスター
その他ネイルメーカー資格多数

〈内面美容医学財団公認資格〉

プロフェッショナルインストラクター

ファスティングカウンセラー