打ち上げをしている会場に向かった。



打ち上げ会場はたくさんの人達で盛り上がっていた。



たくさんの人の中から「あの子」を見つけるのは簡単だった。



何故ならオーラが違うから。。



改めて挨拶に向かい、「あの子」から乾杯しましょうと言われ人生で一番最高なお酒を飲む事ができた。



後に人生最大の失態を犯してしまうとも知らずに。。。



色々話しをする事が出来た。



「あの子」の趣味、好きな食べ物、好きな音楽



僕的には大満足でお酒が進んだ。。



盛り上がって2軒目に向かう頃には真っ直ぐ立ってられない状態だった。。



舞い上がって飲みすぎてしまったのだ。。



その後の結果といえば、散々。。



「あの子」に対して説教をしてしまったらしい(友人の後日談)



その内容は、「方向性が見えない」なんて業界人みたいな事を言ってたらしい。。



僕は、いったいなんて失態をおかしてしまったのだろう。。



もちろん、「あの子」は激怒していたらしい(友人の後日談)



僕のひと夏の思い出はこの日に終わった。。

僕はこの日、一日中ドキドキしてた。



今日の夜は、「あの子」が出演するイベントの日。



あれから4ヵ月。。



逢いたかった「あの子」に逢える日が来た。



どういう気持ちでイベントに行けばいいのかわからなかった。



夕方、友人と食事をしながらイベントの時間になるのを待った。



友人は緊張している僕を終始からかっていた。



いよいよイベントの時間になり、会場へ向かった。



会場に到着。



おそらくこの時が一番緊張していたのではないだろうか?



早速、楽屋に挨拶へ向かった。。



「あの子」は笑顔で迎えてくれた。



「今日は来てくれてありがとうございます」と「あの子」は笑顔で言った。



この時、僕は確信した。



やっぱり僕は「この子」に惚れている。



緊張のあまり何を話したのかはあまり覚えていない。。



「あの子」はイベント出演者だったので、忙しく話せたのは楽屋での挨拶一回きりだった。。



イベントが終わり僕たちは帰る事に。。



また少ししか話せなかったなと少し後悔はしていたが、久しぶりに「あの子」に会えたので満足していた。



しかしその後思わぬ展開に。。



会場の外に出ると友人が言った。。



「マネージャーも仲良いから打ち上げに行こうや!」



僕には断る理由がなかった。



友人がマネージャーに連絡を入れ、打ち上げに参加させてもらえる事になった。



初めてゆっくり話せるかもしれないという期待感で僕はウキウキしていた。。



行事がたくさんある月になった。


「好きでもない彼女」と一緒にいる事が多くなった。


何故なのか?


理由は一つ。


彼女が僕を好きでいてくれてるからだ。


誕生日も一緒に祝ってくれた。


素直に嬉しかった。


「あの子」の事を忘れて「好きでもない彼女」を好きになりかけていた。


そんなある日、「あの子」と出会うきっかけを作ってくれた友人から久しぶりにメールがきた。


メールの内容はこんな感じだった。


「夏に表紙撮影したグラビアアイドルの子がイベントに出るから行かへん?気になるとか言ってたやろ?」


正直、僕は迷った。。


「好きでもない彼女」に対して悪い気がした。。


でもやっぱり僕は自分に素直でいたくて、イベントに行く事を決意した。


そう。。


行かないで後悔はしたくない。。


僕は、やはり「あの子」の事が気になっていた。


「あの子」を忘れたくはなかった。