元受刑者で借金が1億円ある男が綴るブログ -6ページ目

元受刑者で借金が1億円ある男が綴るブログ

2015年に収監され1年半程刑務所にいました。

元受刑者の視点から色々綴りたいと思います。

5年前の今日私は逮捕された。

 

私は自分が逮捕される事を1ミリも予測していなかった。

 

当初刑事が家に上がり込んできた時は、隣の家の人間と間違われて逮捕されたのではないかと思った程自分の身に何が起きたのか分からなかった。

 

朝6時に妻が「警察が来たよ」と悲鳴に近い叫び声をだして私の部屋に入ってきたのだが、私は前日寝たのが深夜2時過ぎだったので朦朧とした頭でとっさに顧問弁護士に「警察がきた」とメールしただけだった。

 

晴天の霹靂とはこのことを言うのだろう。状況が全く分からないのだ。

 

刑事に動くなと言われて動くことはできず、ただ家宅捜査を見ているしかなかった。

 

その後5人の刑事に囲まれ警察車両に移動する際1歳半の娘が玄関で私に笑顔で手を振っていたが娘とはそれっきり会っていない。

 

土曜日だったが私がメールした後5時間程で顧問弁護士は休みを返上して警察署に接見に来たのだが、バツの悪い顔をしていた。

 

「テメェ捕まったじゃねぇか。どうなってんだよ」と怒鳴ろうかと思ったが

まったく状況が分からないので堪えた。

 

なぜまだ半年以上ほっておいても全く問題ないと言われていた案件がいきなり逮捕になったのか、コイツが使えないだけなのか、本来あり得ない何かが起きたのかその時は検討も付かなかった。

 

ただ弁護士からは「長くなります」とだけ言われた。

 

その後、取り調べを受けつつもまだ私は3週間で家に帰れるのだなと漠然と考えていた。

 

最終日の午後1時にいきなり検察に呼ばれ、被疑者が私一人だけ乗った車が警察署から検察庁に向かった。

 

地下の牢屋の中で刑事と3~4時間待たされたのだが結局、拘留期限の残り5分で裁判官面前調書といったやり方で訴因変更され求令起訴された。

 

容疑を否認するとかそんな応答ではなく、ただ若手の裁判官の前で30秒程度容疑に対して質問されたので「はい」と言っただけである。

 

私は内容を全く把握していないのだが、逮捕時の容疑では起訴できないので裁判官がその場で起訴内容を変えたのだ。

 

こんなので起訴されるなら何でもありだなと帰りの警察車両の中で思った。

 

 

 

続きはまた時間がある時に書こうと思う。