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元受刑者で借金が1億円ある男が綴るブログ

2015年に収監され1年半程刑務所にいました。

元受刑者の視点から色々綴りたいと思います。

かなり久しぶりの更新になる。

 

出所後4年近く経つが、直近2年間は学生だったので忙しく、SNSは殆ど更新していなかった。


また、この2年間ロクに更新はしていなかったが、私は出所後SNSで発信し始めたので色々な知り合いが増えた。

 

実際、SNSでどうやって繋がるのかというと、私はLINEの公式アカウントを持っているので、そこから問い合わせが来る事が多い。  




問い合わせの内容だが、「ファンなのでリアルで会って下さい」というものも何件か含まれているが、大半が「困っているので助けて下さい」という内容だ。


その中でも「逮捕されたせいで支払いが滞り、ブラックになってしまったのですが、どうしたらいいでしょうか?」というものが相談内容としては圧倒的に多い。

 

なので世の中ブラックリストの人はたくさんいるが、今回は特に受刑生活を終えて社会復帰しようとしている人の為に記事を書いた。

 

さてここから本題に入るが、皆ある日突然捕まり長期間拘留されるのだから、シャバで資金を管理したりする人がいなければ、口座に入金ができない。


そうなると引き落としができず、3カ月間未入金が続く。


3カ月以上支払いをしないと強制解約されブラックリストに登録される。


ここまでが受刑者がブラックになる流れだ。


 

世の中ブラックは多いが、さらに前科がついた場合、私の経験から言わせてもらうと、かなりキツイ。


ただでさえ日本は受刑者が更生するのにはとても過酷な環境なのに、ブラックでクレカすら作れないとなると、とてつもなく不便な生活を強いられることになる。

 

以前noteにも書いたが、キャッシングなどの借金は踏み倒して5年で時効を迎える。(裁判を起こされていなければ最後に支払った日から起算して5年)



 

まず大抵の受刑者は刑務所にいても逮捕時の住所になっているのだろうから、債権者から見ると夜逃げしているのと変わらない状況になっている。

 

逮捕から刑務所収監までのコースを一通り経験してみて思ったのが、刑務所は債権者が連絡を取ることができないので債権の時効を待つのに最適な場所となる。


 

私のケースで説明するが

 


① 2013年11月逮捕(6か月間拘留)

・嫁逃げた 

・会社も社員に金を持ち逃げされた


3か月間口座に入金できず支払いが滞りブラックになった

   

     ↓

 

② 2014年4月保釈(10か月間保釈) 


既にブラックになっていた

  

     ↓

 

③ 2015年2月収監(ムショ生活)


     ↓

 

④ 2017年4月仮釈放


逮捕からここまで3年半掛かっている

 

     ↓

 

⑤ さらに2年待った


2019年4月時効の援用→ブラックリストから消えた


 

という流れでブラックリストから抜け出したのだ。


※ ここまで説明上簡単に書いたが5年は長い。長いぞ。特にムショの中は(泣)



私の場合、債務が大した金額ではなかったので出所後一括完済してもよかったのだが、一度ブラックリストに登録されてしまうと、完済から5年間ブラック情報が消えないので、完済よりも早く個人信用情報が回復する時効の援用を選択した。


(ちなみに出所した2017年4月に借金を完済すると2023年4月までブラックが消えない計算になる)


たが考え方を変えれば、時効の援用という知識があったから、出所後さらに+5年ブラックという最悪なケースは免れた事になり、ブラックになった事自体は理不尽だが、私の中で最善の方法を取れたと思っている。


まぁ正直に言えば煮え切らないのだが、逮捕から満期まで4年間あったので(私は真面目に勤めたので懲罰もなく仮釈を6ヶ月半貰えた)実質1年ちょっとでブラックから抜けられてラッキーだったと考える様にしている。


以上私のケースだが、出所後にブラックで困っている人は是非参考にして欲しい。


 

余談だが、私はライフワークの一環として再犯率を考察している。


その統計を取る為に刑務所で一緒だった奴らを出所後ずっと追跡しているのだ。(本当に下の再犯率の表に近くなるのか出所後ずっと統計を取っている)


 

追跡していて面白いと思ったのが、ブラックリストでも再犯率が上がらないのが唯一アウトロー達だ。


というのが、アウトローの奴らは本人がブラックでも誰かの名義を使っている。


刑務所で一緒だったアウトロー共は新しい女に適当なウソをついて女名義でカードや携帯を作って自分が使っていた。


さらにツワモノは女に住宅ローンまで組ませている。

 

こいつらはハッタリで人を騙したり、女をたらしこむ天才なので、その生き方は否定しない。


だが、受刑者が100人いたら99人はこんな事ができないので、大抵の奴は金に困って5年以内に再犯をする。


そして再び刑務所に送られる事となる。

 

私が刑務所で一緒だった奴らも、私が出所2年目の時点で2人捕まっていた。

 

また他に、4年間で3人音信不通になっているので、おそらく再犯で捕まったのだろうと思う。

 

大抵の犯罪は金に困って犯行に及ぶので、再犯を防止する観点からも、まずはホワイトの状態に戻すのが先決だろう。

 

話をまとめるが、金がないので犯罪をするのであれば、一生そのループから抜け出せないので、生活に困窮しているのであれば、私は一時的に生活保護を受ける事をお勧めする。

 

ある程度家事ができるなら、生活補助の支給額以内で生活ができるはずなので、わざわざムショに行くよりは、「ムショなんかよりも人権を尊重してもらえる生活保護」の方が絶対に良い。


それでもしょーもねえ犯罪をしたいっつーんなら、一度刑務所でアナル陵辱されてガバガバになってこいや。


ムショかシャバかの二択ならシャバの方がいいに決まってんだろ!


 

取り乱して悪かったが、今はコロナで大変な時期だ。


金に困っていて犯罪を考えている奴は今一度よーく考え直して欲しい。


そして魔が差しそうになったら自分にこう言い聞かせて欲しい。


「その犯罪をする事で一体オマエは幾ら儲かるんだ?」


「ムショに行ってもたかだか時給換算して60円で一日8時間こき使われるんだぞ。」と


まぁ出所後1億とか手元に残るのならいいのかも知れないが、そんな奴見た事がない。

 

私の経験から言わせて貰えば、前科がついて良いことなんて一つも無かった。

 

今回は服役期間を戦略的に使うと言う事で、ブラックリストの解除方法を書いてみたが、次回は生活保護の事を書いてみようと思う。