昨日久しぶりに引っ越す前に10年暮らした駅で降りた。
長く住んでいたのはその街が大好きだったから。

歩いていると半年前まで住んでいたそこでの出来事が色々思い浮かぶ。
家に帰りたくなくて真夜中まで1人で何軒もはしご酒をしたこと。
お店の人やそこの常連さんとあれこれ話し込んだこと。
休みの日にいくつもある路地を探索したこと。
色んな人と色んなお店に食べに飲みに行ったこと。
何時間も目的もなく散歩をしたこと。

引っ越してから半年程なのに、いつくもお店が変わっていた。知らない街を歩いているようだった。でものんびりとした街の雰囲気は変わっていない気がして、「やっぱり好きだなぁ」と思った。
10年前知り合いもいなくて、知ってる場所もなく、さみしくて不安いっぱいの上京で暮らした街がここでよかったと本当に思う。

そういえば、いつも駅に降りると帰ってきた感じがして、ホッとしたのだけれど、昨日はそう思わなかった。もう私の生活する場所じゃなくなったんだなぁ。

今度はまた、あの街に遊びに行こうと思う。