心を揺るがす風
海原のように
導いてくれるというの
光ある場所へ
たとえ嘘でも
手を差し延べてくれていたら
まだ、戻れたかもしれなかった
心を揺るがす風
海原のように
導いてくれるというの
光ある場所へ
たとえ嘘でも
手を差し延べてくれていたら
まだ、戻れたかもしれなかった
何処までもついていきたいと思ったのは
多分 嘘じゃなくて
君が笑ったように見えたのは
多分 錯覚じゃない
音も無く降り積もる言葉たちに
眩暈さえ覚えて
ふと
カスミソウの揺れた朝を思い出した
どうしようかと君は言うけど
どうもしなくていいんだと思う
高級なレストランに行かなくても
泣ける映画なんか観なくても
変わらない通学路を並んで歩いて
好きな子の話なんてしながら
いつも通りの空を眺めていられれば
それでいいよ
それだけでいいよ
いつの 間にか
追い越していた背丈
あの頃は、と話す声は
遠い遠い星の子守唄
かざした両手の隙間から
零れ落ちるように夜が明ける
赤く刻んだ絆
ほどけないように
これからは、これからも
喜びの歌を口ずさんで
共に迎える
始まりの夜明け
柔らかい声とか
結んだ髪とか
あたたかく迎えてくれた笑顔とか
ひとつずつ ひとつずつ
忘れながら
僕等は大人になってゆく