この世の理が一切通用しない人
元夫はそんな人だった
とにかく話が通じない
日本語で会話をしているのに
まるで宇宙人と話しているかの様な違和感
言わなくても察してくれと思っていたわけでは無い
伝えても伝わらない
子供が生まれる前は
私がその分しっかりしていれば大丈夫だと思っていたし、それで成り立っていたのだ
しかし出産後は、そういうわけにはいかない
実家も遠方で頼れず、家事も育児もほぼワンオペ状態
慣れない育児と睡眠不足で限界だった
夜は夫は別室で就寝
夜中の授乳と夜泣き対応は全て私1人だ
2人の間に生まれた子供が、泣いているのに
全く起きてこない
孤独感と睡眠不足で当時の私の精神状態はボロボロだっただろう
耐えかねて、元夫に懇願した
一緒に対応して欲しいと
その時帰ってきた言葉は
1人で出来ることを2人で対応する意味がないだろう
なぜ2人でやらなければいけないのか?
と…
私は
ただ隣で一緒にいてくれたらいい
(隣で見れば辛さや大変さはきっと伝わるだろうなという意味合いで)
と伝えた
元夫はわかったと答えた
その晩
真夜中に子供が泣き出した
私があやしていると元夫が起きてきた
そしておもむろに、キッチンで自分1人分のコーヒーを入れ、必死に子供をあやす私の横目に一言も声をかけることなく、ソファーに座りただ黙ってコーヒーを飲み、泣き止んだと同時に黙って部屋に戻っていった
ただ居てくれるだけでいいとは言ったが
本当にその空間にただ居るだけだった
伝え方が悪かったのだろうか…
私には虚しさだけが残った
