春を感じる曲、第2回。
第1回では春のウキウキルンルン感や新生活への期待に似合う曲を並べたけれど今回は違う角度から。
Peach Melba 古内東子(1994)
作詞・作曲:本人 編曲:木原龍太郎
春なのに失恋ソング、それでも春風に流れていくようで癒される可愛らしくも切なく、どことなく幸福感すら漂う素敵な曲。
古内東子さん天才か!という作詞も作曲もほんと才能ある人。90年代に名作連発している。才能のわりに知名度が低い。ユーミン、竹内まりやなどのねっとり系の歌声ではあるけど、東子さんの歌い方はねっとりと切り上げのバランスがよくて、曲にも合っている。まず東子さん作曲の才能もめちゃくちゃ高くて良曲揃いなんだけどさらに歌詞も秀逸すぎて!全部書き起こしたいくらいだけど一部分抜粋。
「いつもと同じように笑えない
祈ってる 二人のための幸せを
そんなこと嘘だもの
彼女出会う前に帰りたい」
もうこの 「そんなこと嘘だもの」が最高。
そしてなぜこのタイトルなのか、ってのも歌聴いてると最後にネタバレがあるんだけどそれももうセンスの塊。なんていうの天才?東子さんの曲ってホント場面設定も言葉のチョイスも「うまい」としかいいようがない。そこ来るか!ってのがたくさん。
春は出会いと別れの季節ですから、失恋ソングというのもすごく合いますね。そしてただの失恋ソングではなくこれから仕切り直し感も感じられる曲調といいこの曲にある「春風」という単語で素晴らしくきれいに完成される。
innocent world Mr.Children(1994)
作詞・作曲:桜井和寿
歌詞には6月が出てくるし初夏の感もあるけど、なんとなく新生活。高校の頃すごくミスチル人気あったから、そういうワクワク補正があるのかも。曲調もこれから始まる期待感にぴったり。どちらかというと若者向けの青春な感じ。さすがにおばさんになってくるとこれから始まるイノセントワールドを期待するような場面ってまずないな。少年隊に目覚めてあれこれ探してニッキを研究することが楽しい、ある意味新生活を始めたワクワク感はかなり高めのまま推移しているけど。
YOU 浜崎あゆみ(1998)
これも春感のある曲。ちょっとしんみりしてて、でもこれから頑張ろう的な曲調。あゆはファーストアルバムだけはいい良曲揃いだしその頃のあゆは丁寧な歌唱と歌詞の世界観にしてもちゃんと作られてた気がする。顔も当時はすごく可愛かった。その後は人気爆発していった時期もあったけど歌い方も楽曲も加工だらけの画像といい全部やっつけ感が多いし話題作りだらけで失笑・・しかしドラマMで大爆笑させてくれたから許す。アユを入れるならソエルの曲も入れたかったところだけど割愛。
「君のその横顔が悲しいほど綺麗で」という冒頭の歌いだしが良い。横顔が綺麗な人、たとえばニッキとか、いつまでも見ていたくなる。
最近聴いた曲だと
「春にふられて」feat.クボタカイ)Rin音 が良かった。
曲調も早春の少し肌寒い感じとすがすがしさが感じられ抑え目の歌唱と流れるようなラップが心地よい。ラップ系の曲に限っては90年代より2020年代のほうが確実に進化している気がする。曲とのなじみ方が自然で意外にも歌詞の内容が独立してしっかりしているわりにはさりげなく韻も踏んでいる。90年代のラップ入りのヒップホップの系統て「今ここで俺、韻踏んでるぜ!ドヤ!」ってのが多少強くて、なんか若干曲から浮いてるものが多かった印象。スマートになった最近のラップ。
春といえば合格発表、進路を受け入れる時期になりますが
先日某テレビ番組で特集されていた宝塚音楽学校受験のちはるちゃんの涙が美しくその品の良さ、ひたむきで凛とした姿と周囲への気遣いややさしさ感謝を忘れない姿に心が洗われました。ちはるちゃんのような素敵な振る舞いが身についている人はどこでも活躍できると思います。
春を感じる曲第3回に続く。