その昔、学生の頃、超絶女子に人気のある先生ってのが居て、

金髪碧眼長身という、まあ絵に描いたような日本人女子の好みのイケメン先生でして、
毎日その人が移動するところを女子生徒たちが群がっていて、

うん、すごいな(;・ω・)

みたいな?

ところがそういうことにめちゃめちゃ疎いのです私。
誰で、どのクラスを持ってるとか、

てめえの取ってるクラスの先生以外誰も知らねーわ😅💦←

で、
なんのクラスでか先生に頼まれて仕事を手伝って帰ろうとしたら結構いい時間になっていて、

誰もいない廊下を歩いていたら、

「Hey,Cowboy!」

と後ろから。

………、

カウボーイ?

ん?
どう見てもここには自分以外に人が見当たらない(;・ω・)

足を止めて一拍、
後ろを窺うように振り向くと、

件の彼がそこにはいた。

目が合い、
私が片眉だけを上げて、少し首を傾げて「私?」と表情で問うと、

彼はこくんと頷いて返す。

マジか?
なんの用だ?

というか、俺に対する呼び掛けカウボーイなんですけど?!!Σ( ̄□ ̄;)
確かに他の女子生徒達みたいな可愛い格好欠片もしてないけどさ?
芋臭いとか言う意味か?!!Σ( ̄□ ̄;)

と、色々渦巻いたがせれとて当時はまだまだティーンエイジャー、

出た言葉は、

「What can I do for you」←(爆笑)

しかも、あとできちんと「sir」て、つけて。
まあ、なんか手伝うように言われるかと思うよね。
そしたら、

「Nice boots.」

て。
褒めてる?
どこで買ったか教えたらいいかしら?
いやいやいやいや、

サイズ合わねーっしょ⁉←そこか?

この展開にサンキューサー以外に何が出るよ?
つか、名前も知らないからねorz

そこに先程手伝いをした先生がやって来て謎の社交辞令タイムが終わったけど、以来擦れ違い様にその先生からはカウボーイ呼ばわれをすること度々。

当時髪が腰の下ほどまで長さがあった為によく被っていた黒の帽子のせいもあったかと思う。

ある時ふと、六本木で仲良くなった健全な飲み(バイク乗るから私はお茶だがな)仲間のネイティブに、
「ねー、ねー、カウボーイって牧童主以外になんて意味があるー?」

て、聞いたら、

「やんちゃ坊主」

「ワイルドなイケメン」

「運転が荒いヤツ」

( ´∀`)
って、そんな答えに震えたΣ⊂(゚Д゚ )

「超絶安全運転ですよ!」
と、答えたら、

一同変な顔をして、
「なんでお前にカウボーイなんだ?」

て、なったあと最初の時の顛末を話すと、

「それって最早ゲイのナンパじゃねーか?」

って、
ヲイヲイヲイ、お前ら私の性別が家出気味なんだが?!!Σ( ̄□ ̄;)

慌てすぎて彼らの中のデリカシーが死んだ瞬間、若干私も衝撃受けた。

だがしかし、卒業の頃件の彼が男性の恋人を堂々と発表した為に彼を追いかけ回していた女生徒は大騒ぎをしていた。

時折とある曲が流れると、なんとなくいつもその時のことを思い出す。