こんにちは!
あっという間に月日は巡り
新しい年がやってきました。
県外へ進学した次男も二十歳になり
今年、成人式を迎えました。
男の子なので
華やかなことはないのだけれど
彼の帰省に合わせて
スタジオで家族写真を
撮ることにしました。
七五三以来の(それも長男の💦)
写真館での撮影。
民家を改造した
アットホームな写真館を
近所で見つけ
1時間たっぷり
いろんな写真を
撮ってもらいました。
息子二人
嫌がるかなーと思ってたけど
意外と大丈夫で。
主人ともども
私の道楽に付き合ってくれました(笑)
私が大切にしている価値観で
上位に来るのが「家族の幸福」
こんな時間を取れること。
家族と過ごせる当たり前の時間さえ
幸せに感じられて
ありがたいなぁと思います。
そんな中、先日起きた
東大前での事件は
とてつもなく大きな衝撃でした。
受験生にとって
とてもとても大事な最初の関門
共通テストの日に起きた
信じられない殺人未遂事件。
被害者の方々はもちろん
周囲にいた人たち
そして全国の受験生にとって
どれだけショックを与えたかを考えると
憤りを禁じ得ません。
さらにショックだったのは
容疑者は来年受験を控える
高校二年生だったこと。
受験生を襲う重大性は
わかっているはず。
なのになぜ?
名古屋からわざわざ
やってきてまで
やったのはなぜ?
まだ受験まで一年あるのに
なぜそこまで思いつめたのか?
疑問が次々と湧いてきます。
***
実は私の息子も
一時期、東大を目指していました。
動機がそこまで深いものではなかったので
あきらめるのも早かったですが(笑)
高みを目指すのはやはりハードで
一筋縄ではいかなかったようです。
いくら頑張っても報われない。
やってもやっても伸びない。
何か見えない壁があるような
そんな状況が続き、苦しんでいました。
そもそもなぜ目指すのか、、
色々と考えて早めに(といっても夏ですが)
進路変更してから
手が届くかも、という感触を得て
どんどん調子が上がっていきました。
苦しんでいた時期
私は息子を見て
「頑張れ」とは言えませんでした。
弱音を吐いたらそれを聞いてあげて
何のためにやっているのか、
視点を戻してみる、
というような会話をするくらい。
そして、どんな選択をしても
どんな結果になっても
彼を全力で応援する、という決意。
それだけでした。
***
あの少年は
本当に医者になりたかったんだろうか。
医学部を目指している子が
人の命を奪おうとするだろうか。
なぜ東大じゃないと駄目だったんだろうか。
自分の気持ちに向き合い
人に聞いてもらうような環境は
なかったのだろうか。
孤立して自分しか見えていなかったという
コメントもあったけど
親も含め、誰かしら周りにはいたはず。
その人たちは
どんな眼差しを向けて
どのように手を差し伸べていたのだろうか。
犯罪だけに目を向けると
短絡的で身勝手な凶行を起こした
悪者と映ります。
もちろん、その通りで、
本人には人生をかけて
悔い改めてほしいと
切に思います。
でもこの機会に
この問題の本質に
社会が目を向けて
子どもたちが自分が望む人生を
選択していくのに
大人がどう関わればいいのかを
真剣に考えていかなければ
また同じようなことが
起きてしまう。
そんな気がします。
子どもに限らず
最近、目にする凶悪な事件も
自分の命を絶ってしまうことも
根っこは一緒かもしれない。
精神的な孤立の中で
犯罪を犯すことでしか
自死することでしか
対処法がない。
そこに当事者たちの心の叫びが
表れているように感じます。
彼らは何を伝えようとしているのか。
私たちは何ができるか...
他人に対して
気づき、聴き、寄り添えることができているか...
憤りが静まっていく中で
考えていきたいと思っています。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!