ひさしぶりに、

赤のカードをめくってみました。

 

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「自分を守ろとして、自分を不幸にしていませんか。」

 

このカードには、英語でもメッセージが書かれています。

「Maybe the desire to protect yourself is the source of your unhappiness.」

 

日本語のやさしさと、英語の潔さ、

そしてタイミングの良いカードに笑ってしまいます。

 

少なからず人は自分を守ろうとする。

ついつい理性が情動を奪い取ってしまうから。

理性で自分を守ろうとする。情動こそが自分の核を成しているというのに。

怖かった、辛かった、悲しかった…強すぎる情動は

いけないもののような気がして、とっさに押さえ込んでしまうことがある。

 

だけど、理性も大切。それが大人である証にも思える。

本当に一番守らなければならない部分の自分を

ひとはどんあふうに守れているのかな?守れていると感じているのかな?

 

そんなふうに考えていたときに、

出会った本があります。

 

 

 

トラウマ、PTSD…

それはとても身近なもので、ある日突然当事者になる。

 

身体についた傷は血が流れて教えてくれる。

精神についた傷は見えなくなってしまう。触れられると痛いから隠してしまう。

 

今、ようやく目に見えない傷に関心が持たれるようになった。

気づいてもらえなかった傷はどれほど痛かっただろう…

でもまだ、傷に気づいただけに過ぎず、どんな痛みか、どんな症状かもはっきりとはわかっていない。

 

希望の光は、自分自身で克服していく機能がきちんと備わっているということ。

だけど、ひとりで克服する力があるのに、その力はひとりでは発動しない。自分以外のひととの繋がりが必要で、それが安心感になるということ。

そして、心、精神、身体が密接に絡み合ってきちんと補い合える関係であること。

 

生きているものは、生き続けようとしている。

精神の不調を、身体は伝えようとする。

 

今まで、セルフケアとして続けてきたヨガを

もう少し深く学んでみようかな、という気持ちになりました。

 

そして、もうひとつ。

「トラウマの記憶」は、それを思い出して伝えたときに「記憶」に変容し、時間を刻みだす。

…すこしづつ、どんなにゆっくりでも、癒やされていく。

 

普段、わたしがアプローチしたいと思っている

潜在意識と同じ…

無意識に悪い方へ悪い方へ考えがちな癖を、

言葉にすれば、それはもう自分自身をコントロールするほどの力をもたなくなる。

 

自分を守ろとして、自分を不幸にしていませんか。