ヨーヨー(yo-yo)とは玩具の1つである。一般的に木製もしくはプラスチック製の2つの円盤を短軸で連ね、軸(アクセルと呼ばれる)に紐(ストリングと呼ばれる)を巻きつけた形状をしたもののことを指す。遊ぶ際は紐の一端に輪を作り、そこに指を通して円盤の部分を上下させて遊ぶ。


遊具としてのヨーヨーの起源は古く、多くの古代社会においてヨーヨー遊びが取り入れられてきた。考古学的にみると、玩具として人形の次に古い起源を持つほどである。本来の起源は中国にあると考えられているが、古代ギリシアにおいても紀元前500年時点でヨーヨーに似た遊具が登場したことが分かっている。アテネの国立博物館には、ヨーヨー遊びが描かれた花瓶とテラコッタ製のヨーヨーが展示されている。ヨーヨーは交易路を通じてアジアとヨーロッパに広まり、スコットランド、イングランド、インド、エジプトにまで伝わった。フランス革命当時は亡命者emigretteの遊びとしてヨーヨー自体をemigretteと呼び、大流行となった。フランス革命の混乱から来るストレス解消に役立つものだと捉えられていた。ヨーヨーはフィリピンにまで伝わったが、アメリカで大流行になるまでしばらくの間、地元民の遊びに留まっていた。
フィリピンにおいて、ヨーヨーは現代の形状に次第に近づいていった。このため、ヨーヨーは本来フィリピンに起源があり、数世紀の歴史があると主張するものもいる。yo-yo(ヨーヨー)という名前自体、タガログ語のcome-comeという意味を持つ単語に由来すると一部には信じられている。しかし、yo-yoはタガログ語由来ではなく、comeという意味を持つ単語はタガログ語ではdumatingである。ただし、yo-yoという語がフィリピンで使われていた他の言語に由来する可能性はあり、その理由として、yo-yoという単語が印刷物に現れたのは1860年に出版された「フィリピン語」の辞書であることが挙げられる。
『無敵超人ザンボット3』(むてきちょうじんザンボットスリー)は、日本サンライズ(現・サンライズ)制作の日本のロボットアニメ。テレビシリーズアニメとして1977年から名古屋テレビほかで放映された。

謎の宇宙人ガイゾックに母星を滅ぼされ、地球に移住したビアル星人の生き残りの子孫、神(じん)ファミリー。ついに地球へとその魔の手を伸ばしてきたガイゾックに対し、彼らは先祖伝来の発掘兵器である宇宙船キングビアルや巨大ロボットザンボット3で立ち向かう。戦乱の荒野と化した日本で、勝平たちの苦難に満ちた戦いが始まる。

サンライズ(当時は日本サンライズ)が、前身の創映社より改組・独立後のオリジナル作品第1作目。本作は名古屋テレビ製作である。今日では珍しいことではないが、当時の状況では東京・大阪以外のテレビ局がアニメ製作をするのは異例なことだった。タイトルの『ザンボット3』は「三機合体のロボット」と「サンライズのロボット」という意味がある。なお名古屋テレビ製作のアニメは1969年制作の「六法やぶれクン」以来8年ぶりであり、本作が初めてではない。
オリジナルとはいったものの、サンライズの井上幸一によるとサンライズ作品は「本当の意味でのオリジナル作品は、僕は少ないと思っているんです」と述べており、本作も『マジンガーZ』を参考にした作品としている。

いかにもスーパーロボットアニメ風な敵メカ登場時に、その名前がテロップで紹介されるなどの演出はあるが、戦火と荒廃の中での日常生活、戦闘シーンでのリアルな心理(特に戦闘に臨むことの恐さ)、ショッキングな人間の殺し方と初期から出演のサブキャラクターが犠牲者になる「人間爆弾」、主人公たちが周囲から非難の的になる、等の現実的な設定と演出がある。
主人公たちは純粋な地球人ではなく、ガイゾックの攻撃から逃れて地球に来た異星人・ビアル星人の末裔である。この主人公たちが敵・ガイゾックと戦闘し、住宅や無関係な人への被害が出るため、主人公たちは地球にガイゾックを「連れてきた」と誤解され、一般の地球人から激しく非難される、という描写が物語前半では繰返し行われている。最終回では、ガイゾックはガイゾック星人により作られたコンピュータで、平和のためにガイゾック星人を含む悪意に満ちた生物を滅ぼすことを目的とし、危険な地球人を平和のために滅ぼすため飛来したという事実がガイゾックによって語られ、従来の単純な公式「勧善懲悪」に疑問を投げかける結末となっている。最終回の放映後、プロダクション、スポンサー、広告代理店が真っ青になったと富野は語っている。
最後の敵の正体は、SF小説『バーサーカー・シリーズ』にインスパイアされたものである。
最終回ラストは傷つき、疲れ果てた主人公を、それまで非難していた人々が暖かく迎えてくれ物語がしめくくられる。
『戦闘メカ ザブングル』(せんとうメカ ザブングル)は、1982年(昭和57年)2月6日から1983年(昭和58年)1月29日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系に毎週土曜日17:30 - 18:00で全50話が放送された、日本サンライズ制作のロボットアニメ。英語表記は、Xabungle。日本サンライズ創立10周年記念作品。


「泥棒、殺人、あらゆる犯罪は三日逃げ切れば全て免罪」―それが惑星ゾラの不文律「三日の掟」だった。ロックマン(ブルーストーン採掘業者)、ブレーカー、運び屋、交易商人といった「シビリアン」達は、この掟を守って生きていた。
しかし、たった一人、この掟に抗った少年がいた。著名なロックマン「鉄の腕」の一人息子ジロン・アモスである。両親を殺したブレーカーのティンプ・シャローンを親の仇とし、掟の三日を過ぎても、なお追いかけ続けた。
ジロンと関わった者は知らぬうちに「三日で晴らせなかった因縁は全て忘れなくてはならない」という三日の掟を超えた意思を示し、彼の生き様は周囲を巻き込みやがてゾラの支配階級「イノセント」との全面戦争に発展する。