新商品まず1個め | たか坊のブログ

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スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

前回予告させて頂いた中から「アクアゾルインク 」を販売開始させて頂きましたニコニコ


商品の内容はホームページ をご覧頂くとお解り頂けると思いますが、簡潔に説明すると「プラスチゾルインクの水性版ーほぼ」ですガーン


「ほぼ」というのは、水性であるために常温でまったく乾燥しないかというとそれは無理なのでした。
例えば、プリントを終えた版で「インク返し」を行わずに放置したとします。室温にも依りますが、大凡1~2時間放置すると版が詰まり始めてしまいます。
ただ、それだけ放置する方もまず居ないかと思いますがガーンそんな方は固く絞った塗れ雑巾を版の孔に被せて下さい

また、「従来のやり方で、版を掃除しないで保管している」という方がいらっしゃいましたら注意して下さい。

そもそも、従来のプラスチゾルインク も長期間放置すると「可塑剤」が分離して乾燥が始まってしまいます。気づかないうちに版がカペカペになっていたりしますからガーン


基本、使い終わった版はインクを綺麗にしましょう。


なぜこの様なインクの販売に踏み切ったのかと申しますと


1.海外産のプラスチゾルインクは時として在庫不足に陥ってしまう
2.プラスチゾルインクの仕上がりが硬いというご不満(要望)が多く寄せられた


からなのですが、これを通常の水性バインダー に置き換えようとすると、バインダーの乾燥の早さ、つまり「版詰まり」がネックとなってしまうからでした。

ただ、従来のプラスチゾルインクと比べて水性は「仕上がりがもっと柔らかい」という利点がありますニコニコ
加えて、水性ですから、使い終わった後のインク・版は当然水道水「だけ」で洗浄できます。

弊社でもプラスチゾルインクを水洗可能にする材料 を販売していますが、これらを全く必要としなくなるのは良い事です。


アクアゾルインクには洗濯堅牢性を強化するAQUAフィキサー もご用意しています。

従来の水性バインダーに対するフィクサー(架橋剤) は、主のバインダーに混合すると一定の時間が経つと自然に硬化が始まってしまいます。弊社のオールマイティーバインダーにフィクサーFを添加すると、大凡6時間以内に使い切って頂かなければなりません。

今回のアクアゾルインク+AQUAフィキサーは密閉保管すると1~2ヶ月硬化しません。これはAQUAフィキサーも熱硬化型に作られているからでして。
「フィキサー(フィクサー)を混ぜて、作り過ぎちゃった・・・」という残念な結果を減らせる事と相成りましたニコニコ


又、AQUAゾルインクは、クリアー・マット・ホワイト3種類に顔料を添加してインクを作るタイプですが、オールマイティーバインダーと同じく、「パントンカラー100色を作れる 」混合表に沿って水性顔料Pシリーズを使って頂ければ、色作りが簡単に運べますニコニコ


次回以降、ローラーフレーム、紗張り、と続きます



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