インクの粘度調整 | たか坊のブログ

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弊社のwebサイト を検索して下さるワードで最近多いのが、表題の「インクの粘度調整」です。


本来、「何故?」粘度を調整しなくちゃならないのか?という事をお聞きしなくては話が進まないのですが。

「インクが硬いからなかなかインクが落とせず、印刷の隠蔽性が出ない」

という事でしたら、インクの性なのか、 のテンションなのか、スキージ の硬度なのか解りませんから。



でも、今回は純粋にインクの粘度の調整にはどうしたら良いのかって事で書こうと思います。

まず、水性バインダー


水性バインダーの粘度を低く(柔らかくする)には

目詰まり防止剤・触媒 などを添加します。

決して水で薄めないようにしましょうガーン

このブログで何度か書いておりますが、木工用ボンドに水を添加した時の事を想像してみて下さい。
接着力が落ちますね。

水性バインダーを水で希釈するという行為は、これと同じ事を行っております。


では、水性バインダーの粘度を高くする(硬くする)には

増粘剤 を添加します。

決して、容器のふたを開けて放置したりしないで下さいガーン
これは書かなくても解るでしょうけどガーン

水性バインダーが硬化してしまって、その性で粘度が上がっているだけですのでガーン



さて。ではプラスチゾルインク の場合は。

粘度を下げる場合


練って下さいガーンインク自体の温度を上げて下さいガーン
いや、冗談では無くてですガーン

レデューサーなどを添加すると柔らかくなります。
ただ、隠蔽性も落ちます。
熱硬化時間も増やさなくてはいけません。


粘度を上げ場合


冷蔵庫に保管して下さいガーン
これまた冗談では無くてガーン

贈粘剤をいれてもいいんですけど、あのプラスチゾルインクをまんべんなく攪拌する事が可能でしょうか?


プラスチゾルインクはPVC(塩化ビニル)でできた熱硬化型のゾルです。
PVCの分子運動が少なくなると硬く、運動が多くなると柔らかくなるので、温度による減粘・贈粘が正しいのです。


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