先々代から趣味を兼ねて始めた果物・植物・野菜栽培。
種類や摂取頻度に即して、自宅の庭、プライベートエリア、
野菜畑に分けている。
ちなみに、我が家は農家でも商家でもなく、
ごく普通の一般家庭。
家族で食べるには十分な収穫量である。

1 ミニトマト
6月下旬から10月を迎える今でも、収穫が続いている。
暑い日が続いたからか、今年は特に濃厚で感動するほど美味しい。
写真は、9月28日朝に獲れたもの。

 

 

2 サツマイモ
9月に入った頃から収穫が始まっている。
改良して味がよくなった品種と記憶している。
写真は、水道水で洗い流しながら、
ブラシで土や汚れを取り除いた状態。

 

 

 

3 イチジク
自家で最も古い植物。
50年以上栽培していると思われる。
春に大掛かりな剪定を施したが、今年も実ってくれた。
数は少なめであるが、9月初旬から収穫が始まった。
写真は、甘露煮を作っている途中。

 

 

 

4 ジャガイモ
つい最近収穫が始まった。
おそらく秋ジャガイモであろう。
男爵かメークインと思われる。
今日は、マッシュポテトづくりに勤しんだ。

 

 

ショパンの故郷 ポーランドを巡る番組
出演 角野隼斗 ピアニスト

ほんの80年前の歴史を訪ねた彼は、
第二次世界大戦が存在し、
アウシュヴィッツ強制収容所で、
約110万人のユダヤ人が処刑された事実を
どのように総括したのだろう。
そして、その蛮行を揮った隣国の人々を、
どのようにイメージしたのだろう。

自分がミュンヘンに留学していた頃、多くの方とふれあい、
ドイツの魅力を聞かせていただいたりした。
国境や国籍の垣根を越えれば、人間としての純粋な交流が成される。
『パイが焼けたから食べにおいで』とか、
『珍しいお酒が入ったからご馳走するよ』など、
日常場面で気を配っていただいた。

 

真夏の頃は、身体が熱かったのに、
今では、寒さと寂しさに震えている。

自宅のリビング
はじめ、水晶を集めていたが、
次第にスワロフスキーや人工物が加わった。

 

あれは、先週の月曜日だったと思う。
帰宅時、入り口の引き戸を開けようとした瞬間、
金木犀の香りに包まれた。
あぁ、本格的な秋が到来したんだなと、
懐かしい感覚に包まれた。

この季節になると、我が家の敷地が、この香りに包まれる。
母家もはなれも、庭の隅々までも、甘く幸せな香りに包まれる。
ミカンのような、パイナップルのような、なんとも形容しがたい
「しあわせの使者」に心を満たされる。

足を止めて樹木の橙色をしばらく眺める親子連れ。
自転車に乗った少年たちが、『なんだか、いい匂いがする』
と、香りの在処を探して自転車を止める。
あれは何という鳥なのか、空の向こうからやってきて、
橙色の花びらをついばんでいく。

それらの情景に目をやりながら、つかの間の平和をかみしめる。

 

 

 

 

 

時計が5時を告げた。

 

計らずも、また徹夜をした。
少し前まで体力に自信があったが、
新型コロナウィルスワクチン接種後、
体調異変に見舞われてから、
激しい運動を控えていた。
その状況下での徹夜が大きな打撃を与える
のは目に見えていたが。

ベッドに横たわり、夕方まで眠る。
未だ覚醒し得ぬ身体で、リビングを抜け隣のキッチンへと移動する。
近くにあった一房のバナナを一本ちぎり、
レモンラッシーとともに注ぎ込む。

枯渇する甘美が深い記憶の奥で微動する。