2019.11月

 

秋のベノア紅茶の会へ。

 

さっちゃんと一緒に参加してきました。

 

 



会場は白金台のSHIROKANE LOUNGE。



 


木製の家具でナチュラルな店内!

 

 

 

 

 

ベノア紅茶の会はプログラムに沿ってスタート。




 

19世紀半ば、フランスからロンドンに渡った

シェフ ムッシュ・ベノアの作る高級食品は

英国王室やロンドンの貴族階級のグルメ達から広く愛され高い評価を受け

エリザベス2世、エリザベス皇太后、チャールズ皇太子のご用達商として

3つの紋章使用の許可を賜っています。

 



 

 

ウェルカムドリンクは

ジュンパナ セカンドフラッシュ ダージリン

 

 

 

茶葉をしっかりジャンピングさせて。

 




ジュンパナ茶園の茶葉のみを使用したダージリンは

淡い黄金色が美しく渋みがほぼないので

ストレートでいただくと爽やか。

 

ベノアのおすすめのダージリンは

緑がかった美しい茶葉で

シルバーチップと呼ばれる芯芽を沢山含み

苦みと甘みのバランスがとれた味わい。

 

 

ダージリンをいただきながら
ベノアのこだわりとともに

紅茶の歴史と英国について学びます。

お茶の原産国は中国の雲南省。

紅茶・緑茶・ウーロン茶は同じ茶の木が原料ですが

加工方法により違うお茶になります。

お茶には様々な効能があり「薬」として飲まれていたのも事実。

 

中国より陸路(シルクロード)から伝わったものは「チャ」

インド・トルコでは「チャ・チャイ」

海路から広まったものは「ティー」「テ」と呼ばれているそう。



紅茶が日本へきたのは、奈良・平安時代。

中国から僧侶が「緑茶」を持ち込んだと言われ

1200年の歴史があります。

紅茶はリプトンのイエローラベルが明示39年に初輸入

昭和2年に三井紅茶(日東紅茶)が販売を開始したものの

世界大戦で輸が禁止となり

その後昭和47年に紅茶の輸入自由化となります。

 

 


 

2杯目のお茶はダージリン・アールグレイ。

 



 

世界三大紅茶は

 

①キーマン

蘭のような花の香りと独特なスモーキーな特徴があり

紅茶のブルゴーニュと称され

英国では女王のお誕生日に長寿を願い飲む紅茶

と言われるほど高価なもの。

 

②ウバ

花のような甘い香りとコク深い味。

 

③ダージリン

マスカットのような香りが紅茶のシャンパンと称され

高価な紅茶の代名詞。

 

良質なお茶の産地の条件は

台湾や中国でも最高級と言われるお茶は高地のもので

1日の寒暖の差が大きく霧深いところ。

茶葉は比較的小さく密度が濃いと言われています。

日本の緑茶の産地も同じ。

 

 

 





スコーン、クロテッドクリーム、ジャム

アールグレイと共にスコーンをいただきます。

お話を伺いながら、温かいうちに。

 

 

 

スコーンをいただきながら伺ったのは

アフタヌーンティータイムのお話。

アフタヌーンティータイムといえば

イギリスで約170年前にベッドフォード公爵夫人

(キリン・午後の紅茶のマークでも有名)

がお客様を招き

午後のひと時を紅茶やお菓子、サンドイッチでもてなしたのが始まりと言われます。

 

古くヨーロッパでは朝食と昼食が一緒

いわゆるブレックファーストで

遅く長い時間のディナーをゆっくり過ごす習慣がありましたが

産業革命頃から変わり

早い時間の朝食と軽いお昼

夕食も遅く夜9時10時となり

中間に空腹を埋めるためにアフタヌーンの習慣が広がり

朝食・昼食タイムとディナータイムの間の時間を

アフタヌーンタイムと表現されるそう。

 

日本の作動同様に

英国のアフタヌーンにも作法があるようで

用途や目的により部屋の飾りつけ、食器の選定、季節の食材など。

銀食器の3段トレーにも並べる順序があり

1段目:季節のフルーツやケーキ

2段目:スコーン

3段目:サンドイッチ

 

 

 

 


ベノアのスコーンは大き目サイズ。

低糖質のラスベリージャムとクロテッドクリームが添えられて。




 

テーブルごとに紅玉のジャムもサーブ。

林檎の果肉がごろごろとたっぷり。






 

英国伝統のアフタヌーンに欠かせないスコーンは

スコットランドのスクーン城にあった、運命の石=STONE OF SCONEに由来。

 

この石はスコットランドで歴代国王の戴冠子規の玉座として使われ

大切に守られてきた石。

神聖なものにはナイフを入れないという慣習の名残で

スコーンにはナイフを入れずに

オオカミの口と言われる裂け目から手で割っていただくのが正式と言われます。

 

 

 

 

オオカミの口から縦半分に割って

クロテッドクリームとジャムをたっぷり乗せて

紅茶と一緒にいただくのがイギリス伝統のアフタヌーン。

 

クロテッドクリームは南西イングランドのデボンとコーンウォールが発祥。

(ベノアのクロテッドクリームはコーンウォール直送)

 

 

 

続いてサーブされたのがレモンオイル。

 

 

 

すっきり爽やかな香りで

スコーンに合わせる際にも

そのままでも、クロテッドクリームやジャムに合わせても◎

 

 

 

2つ目のスコーンはベノアのリニューアル商品であるクロッテ。

 

こちらはクロッテ・プレーン。

スコーンの生地にクロテッドクリームを練りこんで焼き上げた

新食感のスコーンは、製法を変えて藁に美味しくしっとり食感に。

 

 

 

しっとり、香ばしくて柔らかくて贅沢。

 


やわらかいので、冷蔵庫で冷やしても

オーブンで温めても、楽しみ方いろいろ。

 

現在クロッテは、プレーンの他、チョコとアールグレイも。

 

 



最後にサーブされたのはチャイ。

 

たっぷりのスパイスを加えたミルクティーは

ベノアのインディアン・マサラチャイティー。

紅茶とスパイスがバランスよくブレンドされているので

牛乳とお水とお砂糖があれば簡単に楽しめます。

 




チャイに使われているスパイスは7種。

シナモン、カルダモン、生姜、クローブ、ローリエなど。

 

いただいたチャイのカップの中にも

お砂糖漬けのジンジャー(お皿の中央)が入れられていましたが

そのまま入っているので、ゆっくりカップを混ぜると

ジンジャー風味がUPして美味しい。

 




 


会場内には茶葉のほか、スコーンとジャムの販売もあり。

 



 

参加者には素敵なお土産も。




 

桜ティー

 

 

 

バターケーキ

 

 

 

ティーインフューザー

 

 

 

ベノアのトートバッグも。

 

 


内容充実のベノアの紅茶の会。

美味しい紅茶とスコーンをいただきながら伺ったお話で

ますます紅茶とアフタヌーンティーが好きになりそうです。

 

楽しい会をありがとうございました。

 

 

 

ベノアさん、公式HPで年内到着便の福袋の予約も始まっています♪

https://www.benoist.co.jp/