勇気に感謝! | メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

オーストラリア メルボルンにて、2009年2月生まれの娘ローズと、2013年8月生まれの息子ディー君の子育てに励む日々。

メルボルンでベビーシッターサービスを提供しています。

先日、シッターのお仕事で、ご依頼人様のお子様を連れてトラムに乗りました。

赤ちゃんを抱っこ紐でだき、そして4歳のお兄ちゃんの手を引いて、

まあまあ混んでいるトラムに乗ります。

 

日本の状況はよく分かりませんが、

ここメルボルンでは、この状態では、90パーセント席を譲ってもらえます。

私は立っていても問題ないのですが、

4歳の男の子だけはゆれると危ないので座らせたい。

いつも快く席を譲ってくださる方々に本当に感謝ですラブ

 

さて、そんな状態で、あるお姉さんが譲ってくださった席に座った私達。

でもその時、しっかり、座る前にチェックすれば良かった。。。

座ってから気づいたのですが、アル中?薬中?と思われる感じの方が、

すぐ横に立っていらっしゃいました。

 

でも、別に悪い人ではなさそうで、

赤ちゃん可愛いね、と話しかけてきて、男の子にも何歳?とか幼稚園行ってるの?とか話してくる。

たぶん大丈夫かな、、、とも思ったのですが、

でも、薬物の影響を受けている人は、いつどこでキレたり暴力的になるか分からない。

席を移ろうにも、がっつりすぐ横をガードされていて、

めちゃくちゃグイグイ寄ってきて話しかけてくる。。。

 

わたし一人ならパッと席を移ったりできるのですが、

赤ちゃんと4歳の男の子連れでは、身軽に動けないし、

そのおじさんは絶え間なく話しかけてきて、わたしは何とか愛想笑いとテキトウな返答をしながら、

とにかく子供達に危害がないように、男の子を反対側に座らせた。。。

 

シンとしたトラムの中で、歯のない薬中っぽいおじさんが子連れの女性にしつこく話しかけてる。。。

こういう状況に自分自身が出くわしたら、わたしはどうするだろう。。。

その女性はきっとuncomfortableだろうと同情はしつつ、

その時点では特に危険というわけではないから、行動をおこさないかもしれないキョロキョロあせる

 

・・・そんな時、高校生くらいの二人の女の子が、

「カレン先生ですか??」とわたしに話しかけてきた。

なんだか、いろいろ話しかけられる日だなあ汗と思って、「いいえ、違います」と言ったんだけど、

「去年うちの学校にいたカレン先生とすごく似ていたから!」と言いながら、

その女の子たちは私に近づき、

よく見ると、微妙にそのおじさんとわたしの間に割って入ろうとしている。

 

あ、この子たち、わたしを助けようとしてくれてるんだおねがいラブラブと気が付いた。

「マスクつけてるとよくわからないよね~」とか、その子たちと世間話をしながら、

つぎのトラムストップを待つ。

 

おじさんはその女の子の肩越しに、まだしつこくわたしに話しかけてくるけどあせる

次のストップでわたし達は降りた。

 

その子たちも同じストップで降りたんだけど、

トラムが行った後に、「急に話しかけてごめんなさい。きっと困ってると思ったから、、、」と言ってくれた。

なんと素晴らしい子たちお願いキラキラ

「わたしを助けようとしてくれているって気が付いたわ。本当にありがとうラブ」とお礼を言って別れた。

 

たぶん16~18歳くらいの可愛い女の子二人。

困っている子連れの女性を見て、どうやったら助けられるか知恵を絞って、

変なおじさんとの間に割って入ってくれた。

 

なんと勇気のある行動!そして、さりげなくて、おじさんを怒らせることもなく、

とってもスムーズに助けてくれた。

 

近くに大人の男の人もたくさんいたけど、誰も何もしない中、

あんな華奢で可愛い女の子たちが助けてくれるなんて。

その勇気と知恵に本当に感動しましたラブラブ

 

 

自分の子供達も、こうやって、困っている人を助けられるようになってほしい。

自身を危険にさらすことは絶対してほしくないけど、

でも、自分にできる範囲で、人に手を差し伸べられるように照れイエローハーツ

 

そして、私自身も、できることはもっとある。

この状況、自分が第三者だった場合に、行動しなかったかもしれない。。。

そう思うと猛烈に反省ですえーん

 

あの勇気ある優しい女子高生たちに、素晴らしいことがたくさん起こりますようにラブラブ