北斗星、廃止のアナウンスが流れたけど、19年前の2月末に、私は乗ったことがある。
それも、最も高級なロイヤル個室である。
http://yossee.main.jp/train/royal/
それもこの寝台は、広島を出発する2日前に、キャンセル待ちで取れたのである。
元々ソロで我慢しようとしたけど、折角なのでと思い奮発しました。まあ今思うとお金はかかったし、大学に1年余分に行ったのに(笑)、差額を援助してくれた両親には感謝しています。ましてあの頃、親父の職場は5ちゃんねるショックの影響で火ダルマでしたし(今だから言うけど、社員の身内でも欲しいと思う車がなかった)
で、私が乗った北斗星は、上野16:50→札幌8:53の列車だった。
あの時、東京もみぞれ混じりの天候で、寒かった。それでも東京では少し散策をし、何故か東京まで行ってマツダのショールーム(但しそのショールームは既にない)で、RE車のイベントを行っていた。あの頃はマツダの地元の広島ではそういったイベントなどやる気がなかったけど、東京では客が少ないながらもやっていたな。
で、上野を16:50に出る北斗星で札幌へ。
車内を探検したりし、その日は食事まではロビーで過ごしたりした。流石に北斗星のブームは過ぎたけど、個室は賑わっていて、のぞみが運転開始して元気がない東海道、山陽系のブルートレインとは違う、むしろブルトレ全盛期の印象だった。
(97%が飛行機を使う東京~札幌間なのに、定員が少ないとはいえ賑わっているな)
そんな思いだった。まあ今から20年前、24系客車もまだくたびれておらず、快適に過ごしたともう。
食事はパブタイムを利用した。流石に夕食に1万円もかけようとは思わなかったが、北斗星の運転開始時はコースが4種類あり、ビーフシチューのコースが最も気に入っていた。もちろんファミレスで食べるよりは高くつくが、それでも列車食堂で予約制なら、我慢できた。だがコースから消えてしまっていた。しかしパブタイムで復活しており、21時まで空腹を我慢し、パブタイムになって食事を摂った。しかし小樽ワインで居眠りをこいたな。まあ私はテスト中に居眠りをして答案用紙に涎をつけたまま提出したこともあるが(だからダブるんだよ)
で、青函トンネルを通る瞬間を、と思っていましたが、見事に夢の中でした。
それでも、起きてカーテンを開けたら、銀世界。
ああ、北海道に来たな、と思った瞬間でした。
6時30分になり、食堂車の開店と同時に食堂車へ。
食事代が高くつく列車でもあるけど、それでも食堂車で食事を摂り、北海道の景色を楽しみながら飲むモーニングコーヒーは格別だったと思う。上野~札幌間だけで約16時間、飛行機だと1時間強、確かに「時は金なり」の現代では時間がかかり過ぎるかもしれない。だけどこんな贅沢があってもいいのではないか。この「北斗星」に乗った後に、もっと豪華な「カシオペア」が出たり、大阪~札幌間には「トワイライト」もあるが、北斗星にはまだ庶民的な部分も少し残っている。新幹線と併用で使うビジネス需要も僅かにあるようで、今日もいかにも出張と言うビジネスマンが仙台、盛岡から乗ってきていた。確かに札幌8:53は、早起きして空港に行くよりは魅力的なダイヤかもしれない。
札幌に着いたとき、16時間があっという間に感じた。もう一度乗りたい、と思う列車だったが、それ以降、サンライズ、あさかぜには乗ったけど北海道方面の寝台車に乗る機会はなかった。



